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パロディはギャップの面白さ

テレビを持っていないし、お笑い番組も知りませんが、youtubeで見たこれは上手くできていて笑いました。初回のオーディションでは、ジェームズ・ボンドポーズが秀逸。スタイル良くハンサムが定番のこの役を、おちゃらけたスタイルでやってみせた意外性で、皆が引き込まれたと思います。お決まりのあのボンド映画の音楽に合わせて前転してからの、決めポーズが表情含めて可笑しいんです。司会のアントが、「久々に良いものを見た。」と言っています。

最初に出場したのは、BGTから吉本興業に話があって、動画の中から、向こうが安村さんを選んだらしいです。台詞は、カナダ人落語家桂三輝が手伝ったとか。

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準決勝では、マカロンが乗っているアフタヌーンティのセットまであって、細部にも凝ってるなと思いました。作り物のマカロンか、食べられるのかまではわかりませんが。そしてウエイターとウエイトレスもニコニコなのが良いです。

ビートルズのLPの写真からのポーズ。良くできてると思います。審査員のブルーノが、もうバッキンガムパレスを今までのように見られないと言ってますね。皇居前で、これをやるようなものですよね。でも笑っちゃうところは、英国では王族をコケにするパロディ番組が、今までもずっと放映されていたからでは。最後の演出はいつもダンスなんですが、後ろのダンサーたちが上手すぎてすごいです。これも同じエルトン・ジョンの曲で、振付師のブルーノが踊ったことがあるのだそうで。僕より上手い、と言われています。

準決勝と決勝のネタは、BGTのスタッフを相談しながら決めたらしいです。あまりに可笑しかったので、引き留められたらしい。

サイモンが大絶賛。「今までで1番可笑しい出演者。抱腹絶倒。国王陛下、これが今年の優勝者です、と紹介するところを想像しただけで笑える。」と笑いを堪えきれずにしゃべっています。アリーシャも「全国の子供たちが楽しみにしていた。」と話していました。観客の皆さん、大人たちも大喜びで大熱狂ですね。

一旦決勝に落ちてから、ワイルドカードで復活出場。審査員全員一致で、復活が決定したとか。すごく難しい決めポーズを、プロダンサー達が微動だにせず決めている中、ぐらぐらぷるぷるしている安村さんが笑いを誘います。

これもすごく高度な決めポーズ。誰が考えたんでしょうね。

持ち上げている4人のダンサーたちがニッコニコなのが良いです。そして左右で二人の女性ダンサーが、マントをひらひら手動でさせているのも可笑しくて。このスーパーマンの定番ポーズ、たしかにnakidに見えるのが笑えます。

悪役サイモンを演出するために、女性ダンサーを6人も動員してるのも可笑しい。"Simon naked pose."と得意気に言う安村さんと、「やられた」という表情のサイモンの対比もウケます。

顔芸もしてます。

フレディ・マーキュリーの髭が落ちるのが、また可笑しい。

たしかにこんなポーズをフレディがしてた気がします。12人のプロダンサー達を従えての盛り上がり。どのくらい練習やリハーサルをしたんでしょうね。出演ダンサー達も、皆楽しそうにやっているのも良いです。決勝だったか、アマンダが「サイモンと話していたんだけど、一体いつからこの芸をやっているの?」と聞いたのですが、質問の意味がわからなくて、安村さんは答えられない。司会者が、「難しい質問はなし。」とうまくおさめています。

今までのDivid Williamsという審査員もかなり笑えるキャラクターで、「彼がいたら、きっとズボンを脱いでトニカクと一緒に舞台でやっただろうし、ゴールデンブザーを押したのは間違いない。」と動画にコメントしていた人もいました。ディビッドは何かとサイモンの机までハイハイで行って、机の上に立って、ズボンを脱ぐ演出を何度かやらかしていたから、デイビッドが舞台で同じ演技をしたら、と想像しただけで、笑えました。

今年から、イタリア人のBruno Tonioliに交代しました。このブルーノも結構面白いキャラなんですね。