好きなもの、心惹かれるもの

読書感想、音楽、陶器、織物、雑感などを書いています。

2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「灼灼風流」第三十四話

沈驚鴻「私は間違いをしたのでしょうか。私は孫雲謙に家族全員の命は守ると約束した。しかし私は彼すら守れなかった。」 柔嘉公主「貴方は私を動揺させる。」 「私はただ、私がいなければ、彼は死ななかったということが言いたいのです。」 「孫汝は庄文峰と…

「灼灼風流」第三十三話

柔嘉公主の大伯母である皇姑祖が彼女を訪ね、深夜に沈驚鴻が訪れるのを目撃する。 「このお茶は新鮮で、ちょうどさっき帰ったあの若者のようね。どんな人なの?」 「慈善堂を手伝っている苦学生よ。今日は特別な感謝のためにきました。」 「苦学生が彼のよう…

「灼灼風流」第三十二話

商先生の「清冗策」は、寒門学子(貧しい家出身の学者)たちの間で大きな話題となっていた。沈驚鴻は皇帝に「清冗策」を見せ、恩蔭制度の弊害を説明し、名門貴族が南宸の災いとなっていると説いた。 皇帝「この商先生の見解は洞察力がある。」 沈驚鴻「もし…

「灼灼風流」第三十一話

執剣「我々は待ちくたびれた。以前は誰が仇なのか分からなかった。今やっと仇の正体を知り、もう待てなかったのです。この機会を逃したくなかった。慕大人、私の感覚がわかりますか。」 灼華「執墨は貴方がこんなふうに死ぬことを見たくないでしょう。貴方が…

「灼灼風流」第三十話

沈が皇帝に講義をしている。北周南孫 「百年の王朝、一千年の世家(貴族)。」 「それなら我が南宸の皇室は?」 「王朝交代は、別の王朝が立ち上がってくるだけです。彼らは皇帝への忠誠や愛国心はない。国の民には何の関心もない。」 「彼らがすることは、…

「灼灼風流」第二十九話

定王は振り返り、 「先帝崩御直後で国事が山積しているのに、なぜここにいるのか。」 灼華も同じことを聞く。 「貴方もここで何をしているのですか?」 「私は手紙で説明したはずだ。私はロマンティックな関係に飽きて疲れてしまったのだ。もう時間を無駄に…

「灼灼風流」第二十八話

第二皇子劉瑜「皇叔は罪を宣告しに来たのか。斬首か?」 定王「天牢に入れないで、定王府に軟禁した理由は、二人を私刑による報復から守るためだった。二人とも、良いケアができていなかったように見える。」 第三皇子「皇叔は偏見がある。なぜ徳のある人の…

「灼灼風流」第二十七話

公主は太后に、5年間かけて済善堂を拡大し、人々を助け、名声を得て、情報網も大きくなり、全てが自分の計画だったことを語りました。 「雲想月が遊郭一位の遊女になった情報を得て、定京に戻る機会だと思った。故意に袁成明の中身のない墓を娘の名前で建て…

「灼灼風流」第二十六話

皇帝が突然太后と定王が対峙している部屋に入ってきた。 「母后と衍弟は何を話しているのですか。」 「皇兄?」 「陛下は行宮で休んでいる時間ではないのか?何故突然夜遅くに帰ってきたのか。」 「朕は突然重要なことを忘れていたことを思い出したのだ。だ…

「灼灼風流」第二十五話

沈「孫雲謙と奥さんは仲が良いのだ。私は羨ましい。家まで送ります。」 彼女は執剣と執墨が、馬車で待っているのに気づきます。 灼華「いいえ、必要ありません。私には予定があります。ここでお別れします。」 沈「わかった。」 定王の馬車に乗り込むと、定…

「灼灼風流」第二十四話

定王「孫紜紜のしたことは、非論理的非道徳的です。その上、私の意見を聞くなど。私は失礼します。」 太后は慕灼華を呼び出した。 「私は何の罪なのでしょうか。」 「皇帝を欺いたのは大罪だ。」 (今日それが落ちてくるとは思っていなかった。) 「前回は20…

「灼灼風流」第二十三話

下剤の瓶を灼華が庭で拾う。 「名門の子女の貴女が、下剤という安っぽい策略を使ったと皆が知ったらどう思うかしら。」 「何ともないわ。それは私と関係ない。」 「私は言う必要があるわ。貴女のお茶はおかしな味だった。貴女を暴露しなかったのは、無意味だ…

「灼灼風流 第二十二話」

太后が定王と孫紜紜に合奏を命じた。定王は立ち上がり、先ほど慕灼華から贈られた笛「独幽」を持ってくるように執剣に命じた。彼は独幽を手に、 「全ては縁次第だ。貴女の笛は私と無縁です。私は手に持っているものだけを愛しています。どんなに富があっても…

「灼灼風流」第二十一話

慕家老八から杏の花の絵が描かれたハンカチを受け取った慕灼華は、それが亡き母の遺品だと気づき、そっと箱にしまいました。 * 執墨から庄文峰と庄自賢が自殺したと報告がある。劉琛は沈驚鴻と共に酒を酌み交わしながら、この一件に不審を抱きます。 大皇子…

「灼灼風流」第二十話

「本当に彼が好きか?」 「はい、好きです。でも好きになってはならないのです。」 「なぜ?」 「老師、貴方はわかっています。弟子私の道は曲がりくねったり、上がったり下がったりです。私はずっと数えきれないほどの苦難を耐えて、つまずき石を超えて、今…

「灼灼風流」第十九話

「では私に恋したから、私を避けていたのか?」 「まだです。でも貴方は傑出した男性なので、いつか貴方を愛することを心配しています。」 「なぜ赤くなってるの?小さな嘘つき。」 「王爺は休んでいて下さい。用事があります。」 灼華が部屋を出ると、執剣…

「灼灼風流」第十八話

済善堂で、公主と灼華が話す。 公主「今日の貴女は特別綺麗だわ。何かあったの?」 灼華「大皇子と公主のお陰で、災害救援も一段落して心から安心しました。」 江南の災害も落ちつき、民衆は慕灼華と劉皎に感謝の品を贈った。二人の尽力は民衆に深く届いてい…

「灼灼風流」第十七話

馬車に揺られながら、 大皇子「私は江南へ行ったことがない。江南に着く前に教えてくれ。」 沈「大殿下、ご安心下さい。知っていることを全てお話します。」 柔嘉公主も、沈驚鴻が江南へ行ったことを知り、侍女の蔓児と共に後を追う。 * 定王の側近、張執事…

「灼灼風流」第十六話

小秦宮で、耶沐憬は北涼の同僚たちと酒を酌み交わし、「今日の出来事は南宸の負け惜しみだ。次回は必ず北涼が勝つ。」と息巻いた。その時、劉衍と灼華が現れ、耶沐憬に酒を勧めて話を持ちかけた。 耶沐憬「定王殿下、招待されていないのに来て、我々の娯楽を…

「灼灼風流」第十五話

灼華「王爺、あの口がきけない奴隷の左手の鉄のフックは、鷹の爪のフックに似ていますか?」 定王「執剣に調査を依頼した。まだ戻ってこないことから、奴隷は逃げ出したのではないか。耶沐憬が彼をここに連れてきたが、今は行方不明だ。」 「なぜ耶沐憬は何…

「灼灼風流」第十四話

「王爺、貴方の邸宅のご飯は美味しいです。王爺は食べないのですか。」 「本王は、礼部で食べてきた。」 「うちで食べるご飯には敵わないでしょう。王爺、貴方は私の出身を知っています。私の姓は慕ですが、私は慕家の一員とは見なされていません。あの家で…

「灼灼風流」第十三話

大皇子劉琛は定王に会いに定王府を訪れた。 「第二第三皇子は、わざと兄を怒らせて、評判を下げたいのだ。その罠にハマってはいけない。よく考えてから行動し、衝動的にならないように。」と定王は諭した。 「彼らは故意だったのか。」 ちょうど治った灼華が…

「灼灼風流」第十二話

執剣「王爺、大皇子と第三王子が知行斎で戦っています。行って仲裁して下さい。」 定王「発生してからどのくらい経つ?」 執剣「20分です。知行斎はおそらく二つに割れているでしょう。」 定王「誰が今日の講義を担当しているのか?」 執剣「慕灼華です」…

「灼灼風流」第十一話

小秦宮で翰林院のメンバー達が女性を侍らせて飲んでいる。女性の灼華が、青楼に来るわけがないとばかにしている。灼華が遅れて到着し、すぐあとに沈も遅れて到着。二位で殿試を合格した孫雲謙と3人の同僚の顔が揃った。 乾杯しようとした灼華の盃を取って、…

「灼灼風流」第十話

沈は6品 灼華は7品 翰林院所属 科挙を終えた慕灼華は、朱雀街へ引っ越しをしました。郭巨力は家賃が高すぎると心配します。慕灼華は、巨力に将来好きなだけ豚肘を食べさせてあげると約束し、これからは自分の手で運命を切り開くと決意を新たにします。 夜…

「灼灼風流」第九話

定王は散歩中に慕灼華の家の前に来ていた。「なぜここに来たのだろう?」 庭で花を植えていた慕灼華は、定王の姿を見つけるとすぐに立ち上がった。 「何を植えているのか。」 「公主から貰った賞品の牡丹の鉢があまりにも高価だったので、牡丹を自分の陶器の…

「灼灼風流」第八話

慕灼華は路大娘や宋韻たちと酒を酌み交わし、歌い踊り、合格祝いを盛大に行っていました。貢士に合格した灼華は、幸運を喜び、路大娘もまた、灼華が自分の家を借りてくれたことに感謝し、楽しいひと時を過ごします。 * 柔嘉公主の侍女蔓児が、明日の簪花詩…

「灼灼風流」第七話

科挙試験当日の朝、馬車に揺られる二人。 「停車。あとどのくらいか?」 「定京まであと数時間かかります。」 「執墨、慕姑娘の侍女に筆記具を試験場入口に届けさせなさい。」 「執剣、本王はお前の馬で行く。」 「下車するぞ。」 * 定王は、灼華を馬で自ら…

「灼灼風流」第六話

慕灼華は遺体の頭蓋骨に見つけた二つの針穴から、犯行の様子を定王に説明した。 「では彼の妻と娘を助け出した後、袁成明は追っ手を引きつけて逃げたのです。見たところ、鷹の爪のようなフックの武器を使った人物が、彼を生きたまま捉えようとした。針を使っ…

「灼灼風流」 第五話

巨力は沈驚鴻の詩集を道端で販売してお金を稼いでいた。 科挙まであと3日。灼華は家で猛勉強に励んでいた。巨力は彼女を浮雲寺へ連れて行く。 * 長い髪が彼女の顔に影を落とす 梨の花の上に月が輝く 愛する人を想って悲しむ 君はいつ帰るのか 灼華「沈驚鴻…