ササン朝ペルシャのホスロー二世の冠には、真横にした三日月と星の印が付いています。(最後にホスロー二世のコインの写真があります)聖徳太子等身大の救世観音像にも、ホスロー二世と似た、三日月と宝珠の印を冠につけていると指摘したのが小林惠子先生。法隆寺の四天王像の冠にも(多聞天の冠は壊れていますが、付いていたでしょう)全く同じ三日月と宝珠の印が付いていることに気がつきました!これは面白いです。救世観音を守る四天王像に、お揃いの三日月と宝珠がついていてセットだったのでしょう。
四天王寺の四天王像の冠にも付いているか確認したかったのですが、ネットには鮮明な写真がありませんでした。残念。
これが、細い三日月と宝珠の、聖徳太子のシンボルマークです。




三日月と宝珠の意匠がはっきり見えます。



細部の写真 唐草模様は、遊牧騎馬民族が好んで使ったようです。ペルシャの影響も。細かい細工が素晴らしいですし、流石7カ国の王を名乗った聖徳太子に相応しい豪華さです。



四天王の光背の写真 観仏日々帖様から

冠の1番上に、三日月と丸い宝珠の印があります。



法隆寺に残る四騎獅子狩文錦

こちらの写真の方が、三日月が見やすいですね。手には、炎を持っていらっしゃいます。

救世観音像は、見る角度によって随分表情が変わります。


珍しい救世観音の横と後ろ姿の写真を、観仏日々帖様からいただきました。


この光背です。三日月もはっきり見えますね。1番上の中央は、多宝塔だそうです。

全体像はこちらです。

夢殿の中で、更にこのような厨子の中にいらっしゃるのですね。

こちらは百済観音。聖徳太子の妃の一人だったのではないかと言われています。表情が、四天王像とよく似ていますね。

百済観音の光背は、独立して立っています。

ホスロー二世のマークは、三日月の上に星のようですね。

金貨の方が、完成度高いですね。

ペーローズとアンダシール3世の印に、救世観音と四天王の印は似ていますねえ。

聖徳太子の息子、ヤズデギルド3世のコインもありました。ホスロー二世のと激似の三日月と星のマークですね。

ペーローズ1世のはこちらです。三日月の中に丸。戦国時代の兜みたいですね。

ペーローズ1世の上の写真と、この四天王の冠、よく似ていませんか? 牛の角のような、大きな左右の飾りまでそっくりです。

