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メアリー皇太子妃のウェディングドレス

豪州タスマニア出身のメアリー妃は、教授のお嬢様、スポーツ万能。結婚式の1年前か半年前か忘れましたが、父上もデンマークの大学にポジションをもらって移住されています。女王陛下に見込まれて、新婚の頃から、陸軍で訓練されていました。今では大佐とか何かのポジションにいらっしゃるのだと思います。女王陛下及び皇太子が海外外遊などの際には、メアリー皇太子妃が、国王代行を勤められるのだそうです。女王の妹、ベネディクテ王女も国王代行を勤められていました。かなり女王陛下とヘンリク王配からも愛されて、実の娘同然の雰囲気でした。マルガレーテ女王は、ご自身の二人の妹、息子のお嫁さんたちに手作りの刺繍のハンドバッグをプレゼントするとか、何かと面倒見の良い方ですが、お気に入りの嫁、メアリー皇太子妃のデビューとなるウェディングドレスや、その前後の披露晩餐会用のドレスも、手のかかったデザイナーのオーダーメードでした。愛情の深い方だなと思います。

Uffe Frankという名のデザイナーのこのウェディングドレスが珍しいと思ったのは、折り紙の熨斗に似ているデザインだわ、と思ったからです。形も凝っていますし、ドレスの下の方にはレースもあしらわれていて、とても難しいデザインのドレス!と思います。昨年メアリー皇太子妃の50歳を記念して、展示されたのだそうです。

記憶にあるのは、フレデリック皇太子が「彼女は昼の太陽、夜の月」とインタビューで話されたことが、メディア記事のタイトルになっていたことです。ロマンティックな方ですね。夫婦仲は、いつでもラブラブで、素敵です。メアリー皇太子妃のファッションも好きです。一年目にすぐ長男王子を授かり、三人目と四人目は双子ちゃん。心身ともに満たされていらっしゃるので、着回しもお得意。心が満ち足りていたら、やたらと何かを買って買い物中毒になったりしないですね。自戒を込めて、そう思います。

諸手を挙げて歓迎された女王御一家と対照的に、婚約会見でインタビューしたデンマーク人男性は、やや意地悪な感じでした。フレデリック皇太子がしっかりメアリー妃の手を握りながら、代わりに返答された場面もありました。新婚で豪州に里帰りした際は、豪州のメディアが詰めかけて会見がありましたが、そこでもやや意地悪な質問があり、「デンマーク王室に嫁入りして何が1番大変か」という質問だったかと思いますが、メアリー妃が絶句されたのを、皇太子が「Me」とにっこりメアリー妃に向かって言われたのが印象的でした。ジョークなのですが。とにかく愛されているな〜と。とても安定感のある、チームワークの良い御一家。国民の人気も高いと思います。

ベルギーの21歳エリザベート王太女は、父フィリップ国王も卒業した、ベルギー王立軍学校で1年間軍事的訓練を受けながら、社会・軍事科学を専攻されたそうですが、スペインのレオノール王太女も、陸軍の訓練を受けられるとか。すごいですね。

honey.nine.com.au

 

女王のこのコートは、後でイブニングドレスにリメイクされています。