久々に石井琢磨さんのピアノを聴きました。2年前よりも音がまろやかになられたような。より魅力的になったと感じました。音大卒でないとあまり聞かないような曲をストリートピアノで弾かれているのも新鮮でいいですね。
食レポがファンにウケているみたい。育ちの良いおぼっちゃまのまま大人になった感じ。ウエイターに扮して、ファンをびっくりさせたり、なかなかいろんなことをされていたずらっ子のようなノリ。でもピアノは繊細ですね。人懐っこい、ネアカな性格も幸運と金運を呼んできそう。
100年前のベヒシュタインのピアノの音色、素敵です。
メリカントの「緩やかなワルツ」初めて聴きました。優雅ですね。このホテルもお洒落。
「無名の作品もみなさんに知っていただきたい」との思いで、レアな作品もとり上げている。ツェルニー「ベートーヴェンの歌曲『私を思い出して』による幻想曲」は、ウィーン国立音楽大学修士課程の修了試験で演奏した彼にとって重要なレパートリーのひとつ。ツェルニーと言えば、ベートーヴェンの弟子。ツェルニー自身の弟子にはリストもいる。この作品にはさまざまな表現や技巧が盛り込まれ、音楽は自由に展開している。今回のリサイタルには、北欧の作品。グリーグ「抒情小曲集第1集」より「アリエッタ」は、この曲集の第1曲で、曲集の最後の曲にも「アリエッタ」がやや変奏されて用いられている。ツアー最終日に「抒情小曲集」の最後の曲を弾きたいと語る。フィンランドの作曲家、パルムグレンからは「3つの承継による夜想曲」より「星はきらめく」。北欧の音楽特有の、透き通るようなリリシズムを美しく漂わせていく。そして、シベリウス 5つの小品「樹木の組曲」より「もみの木」では、テンポの緩急によってファンタジー豊かな音楽を作り上げた。

