「周生如故」とは、いつも通りの生活という慣用句らしいです。このドラマの7曲ある主題歌や挿入曲の中で、デュエットの「无虞 」Wuyuという曲が耳について離れなくて。いかにもいかにも、悲劇でございます調の、心が張り裂けそうな悲しみに満ちた曲で、思わずホロリと聴いただけで涙が滲んできました。ちらりとあらすじを調べても、やっぱりの悲劇でした。わざわざ悲しくなりたくないので、ドラマは見ませんが、美しいメロディには心打たれます。特に女性のソプラノ部分の旋律が。中国の俳優たちは、演劇学校を出て、そこでは演技+歌を学ぶのでしょうね、主演俳優と女優がそのまま、ドラマ主題歌や挿入歌を歌っているケースがとても多いですし、歌番組で、俳優さんがその歌を披露しているのも多々見ました。
「无虞 」
也许是雪落无声
也许是镜花无迹
看遍了岁月流转的场景
不及你 不及你
我注视一缕涟漪
好似无风亦无晴
只是爱越来得无声无息
心越点水化雨
你的眉宇有几分盛气
让我用尽一生去追寻
莫怪情话零星 闲了梦境
醒来更薄情
我这颗离情难耐的心
其实最藏不住心事
低头寻找的光景 道别后清晰
每一瞥都是想你
哪怕从此陌路相依
曾问知否
No worries
Maybe it's the snow falling silently
Maybe it's the flowers in the mirror without a trace
I've seen the scene of the passing of the years
Not as much as you Not as much as you
I'm watching a ripple
It seems like there's no wind or sunshine
The more the love is silent
The more the heart is dripping with water and turning into rain
There's a bit of grandeur in your brows
Let me spend my life in search of it
Don't blame me for the love words being sporadic and idle in my dreams
Wake up with even more thinness of feeling
I'm so hard to resist the love of my heart
Actually, I can't hide my heart the most
I can't hide my heart The light of my head down searching for the light of the goodbyes is clear
Every glimpse is a thought You
Even if we're strangers to each other
Have you ever asked me if I know?
万端
静かに降る雪かもしれない
跡形もなく鏡に映る花かもしれない
年輪を重ねる情景を見てきた
あなたには及ばない
さざ波を見ている
風も陽もないようだ
愛が沈黙であればあるほど
心に水の滴が降って、雨に変わっている
あなたの眉には少し雄大さがある
それを求めて一生を過ごさせて
夢の中で愛の言葉が散発的で無為であることを責めないで
さらに薄っぺらい気持ちで目を覚ます
心の愛に抗うのはとても難しい
実は私の心を隠すことができない
さよならの光を求めて頭を垂れる私の光は澄んでいる
一瞬一瞬があなたへの想い
たとえ見知らぬ者同士でも
私が知っているかどうか、聞いたことがある?
「如一」という曲を主演男優が歌っていますが、優しい曲調がいいですね。イントロが小舟に揺られているような感じ。男優さんが歌うと、歌手より上手でなくとも、雰囲気があるんですよね。人柄が出るのが素敵。
「如一」
長亭雪 輕輕吻落在窗櫺
相思意 不肯深潛入眉心
將私語 趁微醺之意歌吟
側耳聽 可懂是我在念你
雪不停 人無影 心難晴
若化琴瑟 怎樣與你合鳴
若要提筆 又如何寫意你
一盞茶香 怎樣與你同飲
城門月下 共賞花燈船影
奈何情 終不能 去言明
庭前雪一片一片一片下不停
念著你一顰一笑一時不願醒
策馬人間四季 怎將你相迎
我捧著一生一世一心去篤定
終與你一朝一夕一起賞風景
千萬里 也願意 奔向你
庭前雪一片一片一片下不停
念著你一顰一笑一時不願醒
策馬人間四季 怎將你相迎
我捧著一生一世一心去篤定
終與你雪月風花悲喜都看盡
再流離 都為你 心如一
一つのように
長屋の雪が、窓にそっとキス
あなたへの恋の想いを深く探ろうとはしたくない
ほろ酔いで囁きながら歌う
私があなたを想っていることを知っているか注意深く聞く
雪は降り続け、誰の影もなく、私の心は晴れない
私がリュートか琴だったら
どうやってあなたと鳴らせばいいのだろう
筆をとったら、どうやってあなたのことを描けばいいのだろう
お茶の香りが漂う中、どうやってあなたとお茶を飲めばいいのだろう
城門の月の下 提灯と舟の影をどうやって眺めればいいのだろう
でも、私の気持ちを言葉では言い表すことはできない
中庭の前に雪がひとひら、ひとひら、ひとひら降り続く
あなたの笑顔を見ていると 目を覚ましたくない
この手に命を握っている
やっとあなたと景色を楽しむ
たとえ何千キロも旅をしてでも、あなたのもとへ駆けつける
長年の四季の後でどう君を迎えたらいいのだろう
僕は命をこの手に、心をこの胸に抱いている
中庭の前にひとひら、ひとひら、雪が降り続く
微笑みで君を想ってる
目を覚ましたくない
長年の四季の後でどう君を迎えたらいいのだろう
僕の人生の全てを胸に抱いている
雪月花の悲しみも喜びも、最後は君と一緒に見る
また離れてしまうとしても、いつも心ひとつに君と一緒にいる
「若」
像陣風 輕輕地 拂過
像朵雲 等待著 雨落
心中期盼的螢火
留有一個角落閃爍
是為你 點亮夜空星火
固有 太多心愿想與你說
固有 思念結未破
三尺白雪思念染墨
細數日月圓了又錯過
花開落 心只為你執著
若執念 悄無聲
一世只為守護一個人
不說不問 期盼與你一生
若情深 是為你
等著解開時間的年輪
再相遇 仍滿眼 星辰
與你 上林賦 續寫緣分
與你 曾相望 難分
心心念念一紙淡泊
心事深深透窗又奈何
任誰能 猜透筆墨 訴說
若執念 悄無聲
一世只為守護一個人
不說不問 期盼與你一生
若情深 是為你
等著解開時間的年輪
再相遇 仍滿眼 星辰
再相遇 仍約定 終身
「もしも」
そっと通り過ぎる一陣の風のように
雨を待つ雲のように
心の中の蛍
煌めく一隅が残されている
星降る夜空を照らすのは君のため
伝えたい願いが本来は多すぎる
本来、君に伝えたい願いはたくさんある
本来、想いの結び目は解けていない
三尺の白い雪は想いで染まっている
日月を数えて巡って恋しい
花は咲いて散る、僕の心は君にしか執着していない
執着が沈黙なら
一人の人を守るためだけに一生がある
言わず、問わず、僕は君と一生を共にすることを楽しみにしている
僕の愛の深さが君にあるのなら
時の年輪を解きほぐすのを待っている
また逢う、まだ満天の星
また逢う、君と、宿命について書き続ける
君と逢う、昔は苦労した
無関心の紙 誰かに夢中になれば、黙ってしまう
一人の人を守るために、一生を捧げる
言わない、聞かない、一生一緒にいることを楽しみにしている
深く愛しているなら、それは自分のため
時の輪が解けるのを待っている
また会ったら、満天の星
また会ったら、一生一緒にいることを約束する
このドラマは「一生一世」というドラマと2部構成になっており、「周生如故」が前編、「一生一世」が後編となっています。
南辰王府の将軍・周生辰(アレン・レン)と、彼の弟子白如故(バイ・ルー)の恋物語です。二人は前世で深い愛を育んだが、権力争いや陰謀に巻き込まれて別れる運命にありました。現世では、周生辰は大学教授、白如故は彼の学生として再会しますが、二人の間には前世の記憶が残っていません。果たして二人は今世で幸せになれるのでしょうか?
ドラマの見どころは、アレン・レンとバイ・ルーの熱演と美しい映像です。二人は前世でも現世でも、互いに惹かれ合うが故に苦しみや葛藤を抱える役柄を見事に演じています。特に前世では、周生辰の冷徹な表情と白如故の純真な笑顔が印象的です。
ドラマは前世と現世のシーンを交互に描いており、二人の関係や運命がどのように変化していくかを見せています。前世では周生辰が白如故に対して冷たく、白如故が周生辰に対して献身的でしたが、現世では周生辰が白如故に対して積極的にアプローチし、白如故が周生辰に対して警戒心を持っています。二人の性格や立場が入れ替わっていることで、ドラマの面白さや感動が増しています。
二人のキスシーン。ドラマには多くのキスシーンがありますが、それぞれに意味や感情が込められています。特に印象的なのは、前世で周生辰が白如故に初めてキスするシーンです。周生辰は白如故を自分のものにするために強引にキスしますが、白如故は恐怖と悲しみで涙を流します。このシーンは二人の関係の複雑さや切なさを表現しています。
二人の別れ。ドラマでは前世と現世で二人が別れるシーンがありますが、それぞれに違った感情や理由があります。前世では周生辰が白如故を守るために自ら死を選び、白如故は彼を追って自殺します。現世では周生辰が白如故と結婚するために自分の家族と決別しようとしますが、白如故は彼を苦しめないために別れを告げます。
