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「痛みが消える自力整体」

「100歳でも痛くない 痛みが消える自力整体」 矢上裕著 新星出版社 2025

お嬢様の矢上真理恵さんの本も2冊目の「すぐできる自力整体」を買ってみました。矢上氏の著書は25冊出ていますが、絶版のものばかり。今回新刊が出たので、購入しました。

私には難しくて、本を見ながらできるものは少ないのですが、文章の方は参考になります。特に、段差につまずいたり、踏み台から落ちるなど、ちょっとした事故は、心がマインドレスになっていて心ここにあらずになっている時に起きる、と書かれていること。今、ここ、この瞬間に心がマインドフルになっていることが重要と書かれているのは、実感できます。5cmくらいの段差に躓いたことは、よくありますから。毎瞬、今やっていることに集中することが、意外と難しいです。ちょっと何かに一瞬気を取られた際に、足元がお留守になって捻挫したりとか。なので、毎瞬、食べている、料理している、掃除している、歩いている、雑草を抜いている、などなどの行動に、気を入れるというかそこに心がいることができるようにしたいと思います。

他にもごもっともと思われることはいろいろあります。若い頃は、やたらとバスや電車に乗るために走っていましたが、慌てないこと、次のに乗ること、睡眠障害は夕方電気をつける時刻から、PCやスマホを見ないことで改善できるなど。なるべく、明るいうちに針仕事とPCを見て、電気をつける時間になったら、PCをやらないように。理由は眠くならないから、です。他にも、歩きながら会話をする時、相手の顔を見ないで前を見て会話する(足元が見えないと躓いたり転ぶから)。道路では前だけでなく後ろの気配にも気を配る。重たい荷物を持たない。考え事をしながら歩かない。ひとつの行動を完全に終わらせてから、次の作業に移る。など。

若い頃にスポーツをバリバリしていた方よりも、文系であまり筋肉を鍛えなかった方の方が怪我しにくい、早く治ることから、ジョギングはお勧めされていません。ご自身が40代で毎日2万歩から3万歩歩いていて、ぎっくり腰で動けなくなった経験から、ジム通いやウォーキングをしないで、長い距離は自転車で、エレベーターを使う、脚の筋力を温存して足腰に歪みや疲れを溜めないようにして24年だそうです。でもマンションの9階まで歩いても息も切れないそうです。鍛えるよりも、骨盤など左右対称に近く整えて歪みを減らすことの方が重要なのだそうです。70歳を超えてからは、1日1食。更にすごいのが、妻と自分とどちらが先に逝くかわからないので、それぞれが自分の食事を各々作って食べるのだそうです。お写真からもダンディな方です。