ベトナム公式訪問での紀子妃殿下の装い。上質の絹の布地が、海外の写真からわかりました。デザインはシンプルですが、流行がなく、着心地の良い布地が使われていて、お仕立ても綺麗。特に、ふっくらした絞りの絹地と思われる、オペラ鑑賞の時のワンピースが素敵です。この時に持っていらっしゃるバッグも絹地で刺繍がしてあるのですね。
紀子様が、何故若々しいのか。体型が全く変わらないのか。お顔にも皺、たるみがほとんどみられません。姿勢が抜群に常に美しいことと、今、ここ、に生きていらっしゃるからなのでしょうね。余計なことに頭を煩わせず、今やるべきことに集中されているから。
凡人の私は、過去のことに心を悩まされたり、先のことに不安を持ったり、余計なことにエネルギーを消費して、肝心の今に集中できていないところがあり、風船に穴が開いて、萎んでしまうように、自分のエネルギーが漏れてしまって疲れたりします。体のデトックスだけでなく、心の中もデトックスしないと。紀子様は、心身をベストに保つことがとてもお上手だと拝察しております。それは10代の頃から、そうだったのだと思います。ご成婚の頃、Always Smileがモットーでいらしたと読んだ気がします。いつも笑顔である、つまり不満を持たない生き方を半世紀以上、その積み重ねが、今の紀子様なのだな、と大いに納得しました。
秋篠宮家のみ、新婚時代は職員住宅にお住まいでしたし、その次は秩父宮勢津子妃の遺言で、秩父宮邸を改装してお住まいに。勢津子妃のウェディングティアラとお揃いのネックレスは、紀子妃に、と残されたらしいのですが、一度そのティアラをどこかでつけられてから、なぜかデンマークやスウェーデン訪問の際に美智子皇后が使われていました。普通なら、え?となるところ、紀子様は一向に気にされていなかったご様子。何が来ても動じない、自分軸が確固たるもの信念で揺らがない。物欲とか、ドレスや宝石で張り合うとかには無縁の感じ。ご自身は、殿下が博士号を取得されてから、心理学で博士号を取られて、日本語と英語の手話もマスターされていらっしゃるとか。今回は、それに加えてベトナム語の手話を披露なさったとか。とても超越なさっていらっしゃる方だと思います。
意外とはっきりした赤なのでしょうか。袖山のあたりもシャーリングを使ってある仕立て方のように見えます。紀子様が赤系をお召しになるのは、とても珍しいと思いました。
バッグには蓮の花のような刺繍が施されていて、着物用にも洋装にも使えそうですね。
歌会始などの宮中の行事でお召しになるような絹地なので、リメイクされたものかしら?とも思いましたが、わかりません。打ち合わせ部分がお洒落です。
こちらのスーツは、麻と綿かもしれません。ハンドバッグも布地製で素敵です。