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十薬ドクダミ

ドクダミは生薬では『魚醒草(ぎょせいそう)』と呼び、和漢方では、『十薬』・『重薬』(じゅうやく)と呼びます。江戸時代に貝原益軒が書いた『大和本草』には、『十種の薬の能ありて十薬となす』とあるくらい、いろいろな効能があります。皮膚炎、腫れ物や吹き出物、傷、膿、虫刺され、痔、排尿痛、排尿困難などに良いとされています。解熱、解毒、抗菌、利尿作用などがあり、また動脈硬化や高血圧予防によいとされています。
主な摂り入れ方は、ドクダミ茶として飲まれるのが一般的です。ドクダミには、カリウムが多いので腎臓の機能が低下している人はドクダミ茶を控えましょう。ドクダミの独特の強い匂いの成分は、「デカノイルアセトアルデヒド」や「ラウリルアルデヒド」で、これらが非常に強い殺菌、抗菌作用を持つと言われています。「クエルシトリン」に利尿作用、便秘改善作用があります。「ケルセチン」にフラボノイドを含み、抗酸化作用があります。

 

ドクダミが虫刺されに効くというので、生の葉っぱを40度のウオトカに漬けました。米原万里さんの著書に出てくる、ウォトカを自分が買う日が来るなんて、思いもしませんでした。飲むのではなく、塗り薬として使うので、強い方が効果あり?と想像して、強いのにしてみました。50度のもあるらしいですね。

お花は、花だけをネットで日干しにしておいたものを使い、ジンで漬けました。化粧水にするか、もしくは肌のかぶれに使うか。

そして、ドクダミの葉っぱを刻んで、薬味にもできるんです。醤油に入れておいたり、しそと一緒にそうめんの薬味にしても良いのです。パクチーと似た香りなんですね。

 

この次郎丸さんの防虫剤、作ってみたいと思います。ドクダミには虫がつかない。虫が嫌がる臭いと成分を持っているから、それを利用して、防虫スプレーを作って、園芸用の帽子や衣類にスプレーすると、作業中に虫が来ないのだそうです。素晴らしい!

次郎丸さんの説明がめちゃ可笑しい。

人用(お肌に直接スプレーする虫除け)

ドクダミを1週間から1か月35度以上のウオトカに浸した液体を2cc

ハッカ油を数滴垂らす

グリセリンも数滴入れる

100ccのスプレーボトルに上記を入れて、水を入れると50倍液が完成。

 

植物・野菜用スプレー

ウォトカに浸したドクダミ液を20ccを1リットルのペットボトルに入れる

水を満杯に入れたら50倍液の完成

ペットボトルに100均のスプレー先を付け替えて完成。

虫から植物を守ります。

 

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ドクダミチンキの利用の仕方

・お風呂の入浴剤として
・化粧水として
精製水…80ml
ドクダミチンキ…10~20ml
グリセリンorはちみつ…小さじ1/2

・虫よけスプレー
ドクダミチンキをスプレーボトルに入れて虫よけスプレーに。

・うがいするときに
ドクダミチンキを数滴垂らしてうがいする。

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