今まで光背をまじまじと拝見したことはありませんでした。法隆寺の釈迦三尊釈迦三尊像によく似た北魏、東魏の写真、比較すると面白いです。波を表すのか、火炎なのか、どちらでしょうか? 上4枚の写真はホシガラス様のサイトから。
法隆寺献納宝物196号 法隆寺釈迦三尊像の光背ととてもよく似ています。ぐるりと飛天がついていますが、私は炎だと思っていました。
こちらは光背の波模様?はまばらですが、衣が法隆寺の救世観音像によく似ていらっしゃるのと、羽のような不思議な飾りが台についているのが目を惹きますね。
法隆寺献納仏 143号
法隆寺 戌子年銘三尊像
法隆寺釈迦三尊像の光背の表現が、上の東魏、北魏のと似ていますね。1番上の仏様の衣は、法隆寺救世観音像にも似ています。光背の中に、7人の仏様が、光背を背負って入れ子になっていることに初めて気がつきました。
観仏日々帖様が、法隆寺釈迦三尊像の光背には、火事で消失したらしい飛天が付いていたという、大変興味深い記事を、美しい写真付きで、あげていらっしゃいます。この光背の先端が、折り曲がってしまっていることも、観仏日々帖様のサイトで初めて知りました。