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摩耶夫人

摩耶夫人って、どなた?日本人の名前ではなさそうだけど、と思って、そういえば釈迦の母の名前がマヤだったと思い出しました。これが摩耶王妃のようです。wikiでは固有名詞のマヤではなく、motherの意味ではないかと書かれていましたが、私は個人名で良いのではないかと思います

wikiの説明

ゴータマ・シッダッタ(またはガウタマ・シッダールタ 釈迦)の生母である。コーリヤ族の出身とされ、釈迦族の王シュッドーダナ(浄飯王)に嫁いだ。紀元前566年にシッダルタを産み、シッダルタの生後7日後に没した。

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こちらが法隆寺献納四十八金銅仏の中の摩耶夫人です。右袖から仏様が生まれている様子?

文化遺産オンラインの説明は以下です。とても小さいのですね。

飛鳥時代・7世紀
銅造、鍍金
像高(摩耶夫人)16.5 (天人)各11.5~13.0
4躯

摩耶夫人(まやぶにん)が庭園を散策中、木の枝に右手を伸ばしたところ、腋(わき)から釈迦が生まれたという伝説を表したもの。天人像は天衣(てんね)をなびかせ、空中を飛来して祝う姿。本来、底にあけた穴に柱を立てて宙に浮かせたらしい。4月8日、法隆寺の誕生会(たんじょうえ)に使われた。

 

この摩耶夫人と似たものを、ギメ東洋美術館で見ました。唐時代だったと思います。インドから中国へ入ると、衣装もお顔も全く変わってしまうんですね。

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