2月11日の「灼灼風流」の翻訳と第一回の記事に、登場人物を追加しました。中国語の小説では、全ての登場人物が毎度全ての文にフルネームで書かれていますが、翻訳では下の名前だけにしました。王族は苗字が全部劉氏なのでわかりにくいため、皇帝、大皇子、第二皇子、公主など役職名を代用しました。
三十話から、世家(貴族)の世襲制の話が散々出てきます。皇帝よりも世家の歴史の方が長いという話は日本も同じで、天武天皇が古い貴族たちに、家系図を提出させて、燃やしたエピソードがあった気がします。それを拒絶すれば死刑だった記憶が。小林惠子先生の著書では、天皇は大陸からやってきた征服者なので、土着の貴族よりも歴史が短いのです。神社や古刹寺とも古い貴族は関係が深いから、神社に歴史が隠されていたりするのですよね。
中国ドラマ「灼灼風流」の原作「曾風流」 著者 隨宇而安
の原文が掲載されているサイトを発見しました。ちら見をしたところ、番外編がありました。
小説からかなり脚色をして、短くしてドラマにしているようです。エピソードの順番も、小説とドラマでは違っていて、こんがらがります。ドラマの筋立てから飛び飛びに見てみましたが、雰囲気も違いました。ドラマでは、灼華は定京に出てきた時20歳ですが、原作では18歳で、15か16歳に見えたと書かれています。
はっきり書かれていたのは、定王が美男であることと、灼華も美人であること。灼華が定王妃になったこと。先帝が亡くなった際には、皇宮が火事になったエピソードが原作にはありました。
番外編では、皇帝も上流貴族ではない、小さい家族のあまり身分の高くない女性と結婚して、男児が生まれたこと。灼華にも男児が生まれて、皇帝の皇子の御学友として育てられていることがわかりました。全文理解できないので、拾い読みしただけです。ドラマでは、番外編の部分はカットされていて残念です。
中国大陸向けは簡体字、台湾向けは繁体字の漢字が使われます。私はやはり繁体字の方が、見やすいです。簡体字は、どれを省略した漢字なのか見分けがつかない字があるので、繁体字だけで、この小説を書いているサイトがあるといいのですが。
こちらの2つのサイトでは33章までは繁体字で書かれています。

