中国ドラマ「皓镧传」 - 好きなもの、心惹かれるもの

主役を演じている呉謹言をあまり好きではないので、今まで見ていなかったのですが、このドラマは衣装がとても豪華で美しい。ファッションは、襟が太くて、男女とも、帯のようなものも使っています。実際にそうだったのかどうかは不明です。黒っぽい色は実際に使われていたようです。白地の柄や赤と金の衣装は、この時代にはなかったのではないかと想像します。寒い時代だったのか、唐と違って厚い布地を重ねて着ていますね。髪飾りや王冠もドラマのために創造したデザインなのでしょうか。面白いです。

熟年の俳優さんたちが多く出演していて、見応えがあります。始皇帝の父が呂不韋だという噂はどこから出てきたのかわかりませんが、根強いものなのでしょうね。２３時に見出したら面白くて、夜中の３時まで見てしまいました。

始皇帝の母の出自も名前も記録にないようです。ドラマでは高官の娘になっていて、継母に生母を殺され、奴隷として売られるなんて過酷ですね。そこから美しさと聡明さゆえに義妹や公主に策略で命を狙われても、何度も命の危機を脱出してのし上がった生き方。私は誰のものでもない、私自身のもの。と叫ぶ自立した精神も強い。ヒロインはドラマではLi Haolanという名前です。

宮廷内の権力争いが、男性版と女性版とあって、ヒロインが次々と巻き込まれるけれど、不死身というか賢さで切り抜けていきます。ただ、自分が皇后になり、皇帝の夫が若くして崩御したあと、愛人を作って二人の男児を産んだのはまずかったですね。出産してなければバレなかったでしょうに。息子である皇帝に幽閉されたりして、老後が惨め。夫が亡くなっているから密通ではないと思いますが、秦の国に嫁に来た出自で、公主ではなかったから悪口がいくらでも記録に残っているのだと思います。

日本語の動画タイトルは変な日本語ですが、日本語字幕がある動画を見ていくと、大体見られそうです。順番は違っているかもしれません。

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