好きなもの、心惹かれるもの

本、音楽、陶器、織物、手芸品をご紹介します。

「大人達への失望」

丸本大仁著 ヒカルランド

 

養老孟司さんが、もう学校へ行かせる必要はない。とyoutubeで語られていましたが、それを自ら実行されている丸本君。中2の約1年、マスクをしないことで学校と意見の相違があり、担任、学年主任、校長に、1年ほったらかしされた上、ご本人の意志で、退学を決意した顛末等が書かれています。第二次世界大戦についてよく調べていたので、今回の騒動がすぐにおかしいと思った等、論理的に思考を組み立てて説明しています。

幼少の頃、母上は病死。おそらくこの時の病院とのやりとりから、医療不信も父子共にベースになっていかれたのではないかと想像します。

父上の筋金入りの子育てが半端ない。まず何がすごいかといって、10歳まで砂糖を与えないで育てたということ。これ、なかなかできることではないと思うのです。昭和30年代くらいならともかくも、今はお菓子が氾濫している時代です。コンビニからスーパーまで、お菓子売り場でガンガン売っているわけです。それを食べずに暮らせたのが素晴らしい。

自転車が好きな彼が事故で、自転車が大破したというのに、骨には何の異常もなかったそうです。父上曰く、「お前の骨は鉄でできてるのか?」かっこいい父上です。

成長期に砂糖を摂取しないと骨が強くなるんですね。歯も当然、虫歯なしでしょう。

私は数年前からお砂糖をなるべく取らない生活に、徐々に慣らしてきました。白砂糖は昔から摂りませんでしたが、黒砂糖、きび砂糖、蜂蜜くらいは摂っていました。ところが、口内炎がよくできるようになり、どう考えても、買ったお菓子を食べた後にできることを実感して以来、人工甘味料が入っていると、ひどい口内炎ができると思うようになり、とにかくお菓子を買わないことにしたのです。甘味のあるお煎餅もだめでした。有名デパートに入っているようなお店でも同様の結果でしたので、とにかく買わないこと。甘いデザートは、自分で作ること。もしくは、かなり高めの個人店で、ケーキ等をたまに買うことにしました。個人店は、本物のバターや砂糖を使っているところが多く、中身もHPに公開されているところを選びます。また、デパート内のお店でも、全く問題ないケーキ、チョコレートもあるので、やはりどんな材料で作ってあるかによるのです。

15歳の大仁君は、スーツにネクタイを締めて講演会に出ていると、ちょっと見には大学生に見えますよ。眼力があり、しっかりした顔つきですもん。ラジオのパーソナリティを勤めているそうです。将来は政治家になりたいとか。まずは地元の議員になるのでは。楽しみです。