小林惠子元岡山大助教授の一連の著書を裏付けするような本です。日本の神宮やお寺が、ミトラ教やゾロアスター教の影響を受けて建てられていることがわかります。草原の道から、日本は決して遠くはないですね。仏像の光背の透かし彫り唐草模様は、ペルシャとギリシャの影響だと思うのです。ワクワクする本です。栗本さんは、キルギス滞在中、2回、現地の人にキルギス語で話しかけられて、キルギス人と間違えられたそうです。
九州のどこかの村で、子供の額に、犬と書く風習があると読んだことがあります。突厥の子孫でしょうか?遊牧騎馬民族のスピードとパワーは、想像以上のようです。例えば奈良からセミレチアまで、2週間くらいで行けたのでしょうか。夏と冬ではスピードは違うでしょうけど。
真北から20度西にふれた角度を聖方位としてペルセポリスが建てられ、鹿島神宮も聖方位で建てられているって面白いです。
このカラーの地図と、著書内の地図を比較するとわかりやすいと思います。