好きなもの、心惹かれるもの

読書感想、音楽、陶器、織物、雑感などを書いています。

唐、宋、明の衣装の比較

清朝のチャイナドレス、独特の民族衣装は見慣れているので一目で分かりますが、それ以外の衣装が、パッと見てどの時代?と見分けがつかないので、中国時代服飾辞典を見たいと思っていました。この動画がわかりやすかったです。昔の絵画などに忠実に再現したドラマを紹介されています。

唐と明の時代の女性の衣装、チマチョゴリに少し似ていますね。チマチョゴリは、上着を上に出していますが、唐のは襟のない上着をブラウスのように下に着て、スカートを胸の上で巻き付けるような感じみたい。露出の多いデザインで、冬はどうするのかと思いましたが、上に重ね着をするみたいですね。唐の時代のファッションと言えば、高松塚古墳の壁画に描かれた女官たちの衣装を思い出しますね。筒袖の幅は、かなり広いものから狭いものまで。

額の花の印の意味は、ヤフー知恵袋で見つけました。

長安十二時辰」というドラマは、古代の絵画から忠実に再現して、お化粧も古代の通りに再現したそうです。

まるで絵画から飛び出してきたかのような古風な雰囲気が出ていますね。

「中国の服飾史入門」マール社 より

倭国、隼人、熊襲、毛人が読み取れます。

宋の時代は、唐の時代のファッションと似ていて、さらに露出が少なく清楚、きっちりした感じだとか。ドラマでは宋の時代のものは多いのだとか。現代でも宋さんて苗字の方、いらっしゃいますね。

袖はラッパ型と着物の訪問着より短いくらいの長さの形がありますね。

結婚式の翌日義理の両親に会うための特別の刺繍が手縫いなのだとか。

顔に真珠をつける化粧法だとか。初めて見ました。ごはん粒で、顔につくのでしょうか?

元が帝国になり過ぎて、あとは不老不死にしか興味がなくなり、チベット仏教にお布施をしすぎて経済破綻したと動画では言っていますが、ほんまかいな?

ヤフー知恵袋のお答え:

 

明の時代はプリーツスカートで、上着はスカートの上に出すのだとか。高松塚古墳は唐の時代だけど、女官の壁画は全面プリーツスカートでしたけれど。よく見ると、ボックスプリーツスカートですね。つまり、正面と真後ろの部分がボックスタイプでプリーツがないタイプです。

ボタンが登場したのが明の時代だとか。このドラマの衣装の色彩が上品で素敵です。

ハイネックの上着にボタンが登場。袖口が割烹着のように、きゅっと狭くしてあるデザイン。

皇后の衣装も髪飾りもシックですね。清朝のスタイルより好みです。ボタンがブローチに見えるほど、宝石を使用しているようでおしゃれです。

スリットはかなり上から入っています。

襟の形が、着物タイプと現代のブラウスのような形とあるのが興味深いです。

ボックスプリーツの拡大写真。

スリットの深いワンピースのような感じ?袖がかなり曲線です。

この宮廷セットはお雛様の飾りのようでもあり、高御座にも似ている感じ。

皇帝の冠には二匹のドラゴン、衣装にもドラゴンの刺繍が。この色は天皇陛下しか着られない色と同じみたいですね。中央に大きな丸い刺繍があるデザインは、清朝の衣装に引き継がれたのかしら。この冠の形、昭和天皇が似た感じのを若い頃何かの儀式でお召しになった写真があったと思います。成年式かしら。

このタイプのベルトは、6世紀頃の天皇の黄金のベルトと似ていますね。男性衣装は、着物タイプなのか袴タイプはわかりません。

深いスリットが脇にあります。

この冠、両脇の飾りが不思議です。

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

貸衣装あるんですね。

www.youtube.com