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Love Among Thieves

1987年オードリー・ヘプバーンの最後の映画です。結構はちゃめちゃで、特に最後の方がドタバタ喜劇になっていて、意外でした。「ローマの休日」で、アーニャが追っ手の頭をギターでぶん殴るシーンがありましたが、今回は、フィアンセだと思っていた男が自分を騙していて殺そうとしているシーンでは、しっかり逆襲して蹴り上げるシーンがあって、ちょっと笑えました。か弱いけど、いざとなったら戦うところがカッコいい。

ドレスはしっかりユベール・ド・ジバンシーが手がけています。オードリーは膝から下の足のラインがとても美しいから、最後のシーンの赤いイブニングドレスのスリットからのぞく彼女の足が、エレガントだなと思いました。ジバンシーは、最後のこのシーンを知っていて、バックスタイルに特徴があるイブニングドレスを仕上げたのかしら、と思います。

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背中には、大きなフリルが飾りについています。



マーメードラインで肩に大きなフリル。上の写真では大きな白い花を髪と左ウエストにつけていますが、最後のシーンでは、なぜかウエストの白い花は取り外されています。テレビ映画なのに、しっかりジバンシーイブニングドレスを2着見せてくれています。