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La Paisible

映画サブリナでの相手役、ウイリアムホールデンとオードリーは恋仲になったものの、ホールデンの妻がカトリックで、離婚を絶対拒否したため、オードリーは諦めて、グレゴリー・ペックの紹介で、メル・ファーラー(彼は再婚)と結婚したとか。アガサ・クリスティのポワロものにも、カトリックで再婚ができないために配偶者を殺した話が出てきますが、実際にそういう人は存在するんですね。

これを見る前に、小野洋子のとてつもない邸宅や安田財閥の生い立ちなどを見てびっくりしていたのですが、オードリーを見ている方が安らかで。

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新婚のオードリーが最初に住んだのがカルフォルニアのこの家。

彼女には米国は騒がしくて、欧州の方が合っていたそうです。二回目のイタリア人との再婚ではローマに住んでいます。仏語、オランダ語、ドイツ語、英語が話せる彼女にとっては、スイスはとても住み心地良かったでしょうね。スイスの自宅庭で撮られた写真は絵になります。

オードリーは4回も流産をしていて、とても息子たちを可愛がっていたようです。

wikiより:ヘプバーンは1965年にスイス、レマン湖地方、モルジュ近郊のトロシュナ村にある「ラ・ペジブル」という家を購入。息子ショーンとの生活をはじめ、穏やかな生活を楽しみながら後半生を過ごした。その後、1968年6月ヘプバーンは船旅でイタリア人精神科医アンドレア・マリオ・ドッティと出会い、ギリシア遺跡を巡る旅行中にドッティに惹かれていった。当時40歳のヘプバーンと30歳のドッティは1969年1月18日に結婚し、1970年2月8日には帝王切開で男子ルカ・ドッティが生まれている。ルカを妊娠中のヘプバーンは日々の暮らしに非常に気を使い、「ラ・ペジブル」で数か月間、読書や庭いじりや絵を描いたりしながら過ごしていた。1974年にヘプバーンは再びドッティの子を身篭ったが流産している。ドッティはヘプバーンを愛し、前夫メル・ファーラーとの息子ショーンとの仲も良好だったが、若い女性と関係を持つようになっていった。そしてヘプバーンのほうも1979年の映画『華麗なる相続人』の撮影中に、共演したベン。ギャザラと不倫の関係になっていた。ヘプバーンとドッティは1982年に正式に離婚し、二人の結婚は13年で終わった

ドッティとの結婚生活が終わりを迎えようとしていた時期に、友人を介してオランダ人俳優ロバート・ウォルダースと知り合い、1980年から死去するまで恋愛関係にあった。ドッティとの離婚が成立するとヘプバーンとウォルダースは一緒に暮らし始めた。ウォルダースは妻と死別していたが、ヘプバーンと正式に結婚することはなかった。ヘプバーンは1989年のアメリカ人ジャーナリストバーバラ・ウォルターズとのインタビューで、ウォルダースと暮らしたそれまでの9年間を人生で最良の日々と振り返っている。

オードリーはジュネーブに近い村のラ・ページブルという家が気に入って終生暮らしました。庭には花々と野菜、果物を植えてもらって。さくらんぼをイヤリングのように髪に飾っている写真が可愛い。

自宅の絵は、二番目のイタリア人の精神科医の夫が描いたものだそうです。薔薇は庭で摘んだもの。白い藤の家具って軽やかな感じがしますね。41歳のオードリーのワンピースが可愛い。

白とブルーをアクセントに使った家なんですね。

シンプルで清楚で可愛いベッドルーム。

モノトーンの次男ルカの肖像画がいい感じ。白の藤の家具がおしゃれ。

木からブランコが下がっています。かなり高いですね。オードリーの博物館になっていた時期もあったらしいのですが、今は立ち入り禁止になっているとか。最後のパートナー、ウォルターズ氏は亡くなったのでしょうね。彼が生きている間は、ここに住むように、オードリーが手配したらしいので。

NYにある、映画サブリナが撮影された邸宅だそうです。プライベートビーチがあります。

サブリナがイヴニングドレスを着ていたシーンはここで撮影されたのかしら。

ヘプバーンがドッティと結婚していてローマに住んでいた70年代、ジバンシィでは高価すぎるので、友人に頼んでイタリアの当時新進気鋭のデザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニを紹介してもらい、友人となっている。日本のCM「エクスラン・ヴァリーエ」に出演した時や、『ロビンとマリアン』のポスターやパンフレットで着ていた衣装はヴァレンティノのものである。後年、ヴァレンティノのデビュー25周年の展示会で使うために、ヘプバーンのために作られた衣装を貸したところ、「こんなに大切に扱ってくれたのは貴女だけだ。新品のようだね」とヴァレンティノに言われて、ヘプバーンはずっと誇りに思っていたという。

ヘプバーンは晩年にはラルフ・ローレンの服も多用しており、『庭園紀行』の企画が持ち込まれたとき、衣装で相談したのもローレンだった。「夜はジバンシィを着るのが好きだけど、昼間はあなたのスポーティーな衣装の方がいいわ。」とローレンに言っている。

「庭園紀行」撮影中、この企画を担当した人から、予算があまりないことを聞いて、オードリーは、自分のワードローブから衣装を選んで、アイロンをかけて撮影にのぞんだのだとか。この庭園巡りの録画を彼女は気に入っていて、日本の庭園撮影の際は、ルカを伴って来日しています。家事もマメな方だったんですね。このDVDは、まだ見たことがないのですが、是非見たいです。