好きなもの、心惹かれるもの

本、音楽、陶器、織物、手芸品をご紹介します。

楽しむ

地震災害、パンデミック等のネガティブな情報が、溢れています。ご成婚のころ、紀子妃殿下が、テレビのない家庭で過ごされた、と読んだ時は印象的でした。あ、テレビがないお宅があるのね、なくてもいいんだ、というような。知ってからウン十年後、私もテレビを捨てました。新聞も同時期にやめました。自分が情報を処理しきれないほど、氾濫しているので、どこかでせき止めないと。

ところが、そうは言っても、何か事件があったり、今までになかったようなことが起きると、ネットで調べてみるものの、今度はその情報が正しいのかどうかの判断は、難しいものです。直感で、これっておかしくない?とは思いますが、とてつもなく、雲の上で決まっていそうな事柄に対しては、傍観以外に何ができる?と思いますし。

そして、残るのは、疲労感とか無力感ですよね。普段は遮断している情報を集めすぎてしまうと、自分の心身が、受け止めきれないで、免疫が下がるように思います。あーこの情報集めて良かった、なんてなりません。やっぱり、ある程度引いて、見ないとだめだし、気になる事柄に、何日も捕らわれてしまうと、マイナス面しかないと感じました。例えば、湯冷めするなど、ほんのちょっとしたことで、風邪を引いたり。

もっと自分自身のことに集中しなくちゃ、と思いました。それはそれ、自分は自分。自分で自分を楽しませなくてはいけないし。いろんなブログやサイトがあり、私も日々楽しませていただいています。今までは、このブログ主さんの主張はしっくりくる、とか、正しいと思う、とか、この方の視点は面白い、斬新、自分の知らない世界、行きたいところをレポートして下さっている、などに惹かれて読んでいました。

最近は、ん?このブログ主さんは楽天的か?悲観的か?最近気になるようになりました。おそらく、波動を感じるのだと思うのです。どちらが良い悪いではなく。気になることを解説して下さっていて、正しい情報だと思って読むのですが、とても悲観的みたいだな、とか。文章から受けるイメージが、根っから楽観的な方のようだな、とか。楽観的な方のブログは、読後感がふふふ、という感じになります。重たい、軽い、と言っても良いかもしれません。そういう目に見えないことも、自分に影響を与えているかも、と思います。あ、悲観的な情報を読みすぎて、ネガティブにバランスが傾いた、引きずられているな、と感じたら、自分で中立に、平常心まで戻さなくちゃ。

図書館や大きな本屋さんに行くと、違う世界があります。やっぱり紙の本が好きです。いろんなジャンルの世界が、これでもか、と。特に図書館は、50年前くらいまでに出版された蔵書があります。20cmもの分厚さの、苗字だけの辞典とか、ヘえ〜こんな本があるっ!と手に取るのも楽しいですし、民族衣装や陶芸等の、美術系の本も素敵です。ボツボツ、コンサートや展覧会も開催されていますから、芸術の秋を楽しみたいと思います。