好きなもの、心惹かれるもの

本、音楽、陶器、織物、手芸品をご紹介します。

2020-03-29から1日間の記事一覧

図説 中国文明史 創元社 10巻

これはとっても便利なシリーズです。 https://www.sogensha.co.jp/special/chinese-history/index.html 私は3巻、5巻、8巻が興味の対象です。 写真の方が、文章よりも多いという、目で見る歴史本です。 軍事品なのに、装飾性が高くて驚きます。 日本版も…

オランダ東インド会社からみた近世海域アジアの貿易と日本

文化 歴史 2013.05.06 太田淳 こちらはロシア アムール川流域の貿易よりは、よく知られていますね。 オランダ東インド会社(Vereenigde Oostindische Compagnie 直訳は連合東インド会社) オランダ東インド会社の進出 アジアの高価な物産を直接現地から輸入…

ユーラシアから見た日本

社会 2012.01.27 杉山清彦 「東アジアの中の日本の歴史」を語る場合、中国・朝鮮・日本という漢字文化圏の枠組みの中で日本を位置づけがちだ。しかし、「ユーラシア」の観点から歴史を俯瞰すると大きな時代の趨勢が見えてくる。東京大学の杉山清彦准教授が、…

蝦夷錦の道「北のシルクロード」間宮林蔵が見たもの

先の論文の図に出て来た山丹を調べたら、山丹貿易がwikiに載っていました。 そして、このnippon.comで記者による蝦夷錦のレポートがありましたので転載させていただきます。 社会 文化 2014.09.25 相原 秀起 【Profile】 豪華絢爛な絹織物をもたらした北の交…

「四つの口」と長崎貿易

このnippon.comの論文は素晴らしいです。同じアジアの歴史繋がりで荒野泰典名誉教授の論文も出て来ました。 北の山丹という地名を初めて見ました。 江戸時代の日本は「鎖国」という閉ざされた世界ではなく、国際関係を保っていた。かつて「四つの口」という…

東シナ海と倭人の世界 

同じくnippon.comのこの村井章介東大大学院教授の論文もとても興味深いです。 血脈が何国人であろうと、母国以外もしくは国と国を軽々と跨いで活躍暗躍した人々がいたことは、小林惠子先生の著書からもよくわかります。 倭寇・倭人と境界人 私は1993年、『中…

オホーツク世界と日本

面白い媒体を見つけました。nippon.comです。 アイヌ民族とモンゴル元や明との戦いの歴史について、北海道大学名誉教授 菊池俊彦先生が詳しく書かれていて、大変興味深いです。2回もイエズス会宣教師が天草から来て、本国に報告しているのも驚きです。 www.…