好きなもの、心惹かれるもの

本、音楽、陶器、織物、手芸品をご紹介します。

HRH The Prince Philip, Duke of Edinburgh

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 99歳でエディンバラ公爵フィリップ殿下が薨去されましたので、ご冥福を祈りつつ、写真を追ってみました。スポーツ万能、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、英語、デンマーク語に堪能でいらっしゃる。デンマークのマルグレーテ女王と話されている時も、いつも楽しそうだと思ったら、ご本人がギリシャ王子のみならず、デンマーク王子でもあられたのですね。5歳頃から、親戚をたらい回しされ、寄宿学校で休暇に帰る家さえない、という過酷な子供時代。そして帰る国もない。ダンディでスマートな方、とは思っていましたが。 

1番下に、フィリップ殿下とマルガレーテ女王との写真を加えました。

爵位称号Prince of the United Kingdomエディンバラ公爵メリオネス伯爵グリニッジ男爵イギリス陸海空軍元帥Lord High Admiral海軍本部の長)、日本学士院名誉会員。敬称は His Royal Highness(殿下)。

祖父にギリシャ王ゲオルギオス1世、曾祖父にデンマーク王クリスチャン9世、高祖父にロシア皇帝ニコライ1世、高祖母にイギリス女王ヴィクトリアがいる。

1921年6月10日ギリシア王国イオニア諸島のコルフ島(ケルキラ島)にある別荘の台所で、ギリシャ王子アンドレアスアリス妃の(1男4女の)末子(第5子)として生まれる。

生後1年程してギリシャクーデターが発生、ギリシャ国王コンスタンティノス1世は退位を余儀なくされ、ゲオルギオス2世が即位し、コンスタンティノス1世の弟である父アンドレアスは革命政府から死刑を宣告された。ケルキラ島に滞在していた一家は、イギリスのジョージ5世の差し向けたイギリス海軍の軍艦によりギリシャを脱出した。なおその後1924年4月の国民投票により王制の廃止が決定、共和政への移行が決定された。

父はロシア革命で両親ともに近しいニコライ2世一家が殺され、自身もクーデターで処刑対象となり英国王ジョージ5世の船で亡命。両親から離れイギリス王女アリスの長女としてウィンザー城で生まれた、祖母ヴィクトリアと軍人の叔父の元で育てられる。

一家はフランスパリへと向かい、父の兄ゲオルギオス王子の妃マリー・ボナパルトの所有するパリ郊外サン=クルーの別荘に滞在し亡命生活を送った。家庭は円満でなかった。王子の座を失った父アンドレアスは次々と愛人を作り、家庭を省みない父は不在が多かった。夫の不貞に母アリスは精神を病み、南仏の病院に入院した。

4人の姉達が結婚で実家から別離していくとフィリップは一人になった。1928年に渡英し、祖母ヴィクトリア、叔父ジョージ、ルイとともに生活する。1933年からは、母の家と縁の深いドイツの南部にあるバーデンの学校へ転校する。1934年5月にはギリシアの王制復活が決定されたが、コンスタンティノス1世ではなくゲオルギオス2世が王位に復帰したため、帰国することは叶わなかった。

 
ラミリーズ

1939年にイギリス海軍兵学校をクラスのトップで卒業し、士官候補生としてイギリス海軍に入隊。第二次世界大戦に従軍した。1940年には戦艦ラミリーズ」に乗艦し、インド洋で半年余り任務にあたった。なお同年に祖国のギリシアイタリア軍の侵略を受け、ドイツ軍イタリア軍ブルガリア軍の枢軸国3国によって分割占領されることになった。

1941年1月からは、戦艦「ヴァリアント」に乗艦し、地中海での任務にあたる。この年「ヴァリアント」は複数の海戦に参加しており、マタパン岬沖海戦でのフィリップの勇戦が認められ、ギリシア十字勲章(Greek War Cross)を受章した。

1942年7月には海軍中尉に昇進し、駆逐艦「ウォーリス」で先任将校として勤務する。1943年7月の連合軍のシチリア上陸作戦を支援した。その後駆逐艦「ウェルプ」に異動。「ウェルプ」は第27駆逐艦隊の一隻で、インド洋方面へ向かいやがて終戦を迎えた。日本政府が降伏文書に調印した1945年9月2日には、「ウェルプ」は東京湾に停泊していた。終戦後の翌1946年1月にイギリス本国へ帰還する。

フランスに亡命していた父のアンドレアスは、フランスがドイツ軍に占領された後はヴィシー政権の監視下に置かれ、それ以降フィリップを含む家族の誰とも面会することなく、1944年モナコで死去した。

ギリシャの枢軸国による占領は終わったが亡命生活は続き、帰国後の1947年2月イギリスに帰化(国籍取得)した。帰化した際、イギリスにおける軍務を継続するために母の実家の家名である「マウントバッテン」(Mountbatten、ギリシャ語名「Battenberg」を英語化したもの)を姓として選択した。これに伴いフィリップは、ギリシア正教会からイギリス国教会への改宗を行い、さらに形式上となっていた「ギリシャ王子及びデンマーク王子」の地位を「放棄」することを宣言した。

1705年ソフィア帰化法1948年英国帰化法により廃止)により、ハノーファー選帝侯妃ゾフィーの子孫であるフィリップは、生まれたときから英国籍を有している。

 

アンドレアス
Πρίγκιπας Ανδρέας
グリクシンブルグ家
Prince Andrew of Greece.JPG
 
続柄 ゲオルギオス1世第四王子

身位 Πρίγκιπας(王子)
敬称 英語の場合His Royal Highness(殿下)
出生 1882年2月2日
State Flag of Greece (1863-1924 and 1935-1973).svg ギリシャ王国 アテネ
死去 1944年12月3日(62歳没)
モナコの旗 モナコ モンテカルロ
埋葬 1946年
ギリシャの旗 ギリシャ王国 タトイ宮殿
配偶者 アリス・オブ・バッテンバーグ
子女 マルガリタ
セオドラ
セシリア
ソフィア
フィリッポス
父親 ゲオルギオス1世
母親 オルガ・ティス・ロシアス
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父 アンドレアス・ティス・エラザス・ケ・ザニアスΑνδρέας της Ελλάδας και Δανίας, 1882年2月2日グレゴリオ暦 - 1944年12月3日)は、ギリシャ王ゲオルギオス1世と王妃オルガの四男(第7子)。コンスタンティノス1世の弟。グリュックスブルク家の一員であり、ギリシャ王子およびデンマーク王子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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アン王女が使用されているティアラ。

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 途中から両親は別居状態に。

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カラーだと美しさがよくわかりますね。

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衣装は以下のカラー写真のような感じなのかもと思います。

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エリザベス女王戴冠式では、フィリップ王配も、写真の赤い冠を被られたようです。

左下の方はどなたでしょう???同じ冠を被られています。

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珍しいお写真ですよね。

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崩御されている父王の代わりですね

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エリザベス女王の珍しい写真をここに。

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アン王女とチャールズ皇太子

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子供用の自転車で、3人で追いかけっこをするフィリップ殿下。アン王女が先頭なのがまた可笑しい。

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この天蓋付きベッド!

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アンドリュー王子とエドワード王子は、アン王女から随分年が離れて生まれたのですね。

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一人娘でもあるし、4人のお子様の中で、最もスポーツ万能で勇敢なのがアン王女だったらしく、仲もとても良さそうです。アン王女の娘、ザラ・ティンダルさんはオリンピックの乗馬で銀メダルもとっていますね。

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アン王女は、スカートに長い麻の布巾を挟んでいらっしゃるんですね。

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アン王女とは、いつもご機嫌のフィリップ殿下。

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アンドリュー王子の娘、ベアトリス王女とユージェニー王女と。

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エリザベス女王ガーター勲章のみ、ダイヤモンドで象嵌されたブローチになっているそうです。同じものではないですが、これに似た感じ。

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ガーター勲章スコットランドのシッスル勲章、もう1つは?

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双眼鏡とカメラ、その下は何でしょうね?

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面白い位置にポケットがありますね。

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喧嘩中?

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記憶では、英国訪問の前のオランダでは、生卵と、食器だったか何か硬いものを投げつけられた昭和天皇。メディアには、このことは書かないように、と言われたとか。オランダの植民地インドネシアを先の戦争で失った恨みらしいです。

昭和天皇がロンドン近くの動植物園を見学中のシーン。瞬く間に、天皇が楽しみにされていた時間が過ぎてしまい、周囲は滞在を少し伸ばされるかと思いきや、天皇は定刻予定通りに、名残惜しそうに移動されたとか。昭和天皇エジンバラ公もとても楽しそう。葬儀にはエジンバラ公だけが出席されたのでした。

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  • 1984年(昭和59年)10月22日放送の『徹子の部屋』にゲスト出演した際、司会の黒柳徹子との会話で、自身が活動で関わる森林伐採など地球の環境問題についての話題となり、黒柳から「日本人は割り箸でご飯を食べるんでございますが、その割り箸を発注するのに日本の木では足りませんので…。(中略)それにしても割り箸っていうのは問題になると思います。1日に捨てるのは凄い数でございます。…」と割り箸の森林伐採の話に夢中になりすぎて、まだその会話の途中で番組のエンディングを知らせる音楽が流れてしまい、ゲスト出演したフィリップ殿下が「素晴らしい箸の討論の真ん中で番組を切るというのは、ひどい番組ですね」と苦笑しながら発言するという場面があった。

 以下の写真が、徹子の部屋ご出演中。"fascinating chop stick story"と言われているように思います。明らかにクスクス笑い。イヤホンの先では、日本語に堪能な英国大使館のスタッフが通訳されていたのでしょうか。

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衛兵に扮したフィリップ殿下

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とても重そうな帽子ですね

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ハイソックスの赤い飾りも可愛いですが、その上のこげ茶のものは、何か装飾でしょうか?

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殿下のにっこにこの表情がいいですね。ソフィ妃が写されたスナップだそうです。

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デンマーク女王の王配や、オランダ女王の王配が単独で海外公務はあまり記憶にありませんが、フィリップ殿下は結構あるように思います。貴族ではなく、正真正銘、王子であり、英国王室の血縁だからでしょうか。

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ノルウェー・ハーラル国王と。楽しそうですね。ハーラル国王もとても背が高い方ですね。

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オランダのベアトリス女王と。一歩下がっていらっしゃいますね。

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スウェーデン国王、王妃と。

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モナコのレーニエ大公とグレース大公妃

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後列右から4人目、1歩下がって写っていらっしゃいます。

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フィリップ殿下とマルガレーテ女王の写真を以下にまとめました。

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「幻のアフリカ納豆を追え!」その2

高橋秀行著

図書館で借りて読みました。まず、ボウルに使われている、瓢箪のサイズにたまげます。煮豆を入れても大丈夫とは、瓢箪ってそんなに丈夫なんですね。

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アフリカで、納豆を食べる地帯。面白いフィールドワークです。

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納豆族の分布

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もう1つ、韓国の隠れキリシタンが食べていたという納豆。味噌や醤油を作っている余裕がないが、納豆なら逃避行でも間に合うとのこと。源義経とか、逃避行や忍者や、サンカの民も、納豆作りながら、旅をしていたんでしょうか???

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手作りの納豆は、どれも美味しそうです。選手権の選手たちが、美味しい物から食べられてどんどん消えていくのが可笑しい。ブータンの納豆も面白いと思います。アジアは、顔が日本人と似ていて、山の民は、納豆民であることが多いんですね。アフリカは顔は似ていないケースが多いけれど。

納豆菌W杯予選

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一度食べてみたいですね。

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「西南シルクロードは密林に消える」

高橋秀行著 講談社文庫 2003

 

カチン族、ナガ族、その他、ビルマとインドの間の密林地帯の、日本人に似た顔の人々と、とんでもない冒険の旅を挙行した高橋さん。中国語と英語のほか、カチン語も理解する高橋さんの、絶妙なセンスには驚かされます。ハイライトは、カチン国境で中国公安に捕まったときの取り調べの様子。カチン州ミッチーナって、戦中もそのあたりに行っていましたよね。怖いのだけれど、だんだんギャグになって来るところが高橋さんの真骨頂。カチン人の将校の、一休さんのとんちを上回る言い訳には、思わず爆笑してしまいました。

カチン人は、納豆族でもあるのですが、山の民って、やっぱり日本人と似た部分があると感じます。タイムスリップして、何世紀も前の時代の話を読んでいる気にもなります。

そして、19世紀からあまり変わらない生活をする人々。またこんな奥地まで、中国杭州から出稼ぎにやってきた中国の医師など、モザイクのような、いろんな人々との邂逅。最後はカルカッタに見事?密入国して、日本領事に直談判。インド警察もかなり有能で、もう実刑間違いなしか、と観念したものの、日本領事と自首したせいでしょう、なぜか無罪放免、翌日には日本に飛行機で帰国してしまったという運の良さ。身元確認のため、外務省にも連絡したようですが、講談社のカメラマン、森清氏は、どうやって無事に帰国できたのがは省略されているのが残念です。

泥水が飲める、何でも食べられる、現地の言葉は片言でも理解できる、インシャラーというのか、流れに任せる、とてつもなく未踏の地に興味がある、でなければ、難しいことですね。

たった一人で、アジアを密命を帯びて?踏襲した話は、戦前のケースで3、4のケースを読みましたが、戦後で、しかもエンターテイナーとして?このような旅をやってのけたのは、本当に少数でしょうね。宣教師でもなく、僧侶でもなく、中野学校卒の将校でもなく。

写真のカチン人の女性が美人ですね。

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昔話や童話

幼児の頃に読む「桃太郎」「猿蟹合戦」「瓜子姫」「浦島太郎」「かぐや姫」その他昔話のほとんどは、歴史の実話のようです。実際にあったことを、形を変えて、すり替えた話らしいです。

西欧の童話で、父王が美しい王妃に先立たれ、ある日、王妃そっくりに育った王女を見て、求婚する話があります。娘は妖精の養母に相談し、太陽や月のように美しいドレスを父に作ってくれるよう求めて、時間稼ぎをします。この部分は、ちょっとかぐや姫と似ています。難題を出すところが。そして、3枚のドレスが揃った夜に逃げ出すと言う話がありましたっけ。森に逃げて、昼間はロバの皮を被っているのです。カトリーヌ・ドヌーヴが、この主役を演じています。王子に美味しいお菓子を作ったことで、3度目にお菓子の中に、自分の指輪を入れて、王子が彼女を探し出すというハッピーエンドでした。全編は探せばあるかもしれません。

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ケーキを作っているところ

www.youtube.com

 Peau d'ane

www.youtube.com

eiga.com

古代は、近親結婚は実際にあったようですね。パルティアの歴史にも出て来ました。万葉集にも、同じ母から生まれた兄妹が、異母兄妹なら問題なかったのに、恋仲となり、処刑された話が2つ出ていました。

一方「シンデレラ」「白雪姫」「ラプンツェル」その他もグリム兄弟は、実話を元にして、あまりに悲惨なので、継母ということにして書いた、と読んだことがあります。

現在80~90代の母親または姑が、50~60代の娘や嫁を扱うやりかたが、これらの童話にそっくりであるケースがあることに気がつきました。認知症の症状も入っているとは思いますが、15分おきに呼びつけて、一歩も家の外に出さない親は、まるでラプンツェルのストーリーのようです。民話だと思っていましたが、心理学者に研究してもらいたいくらいです。

「モンゴル帝国とキリスト教」

どの本を買おうか、それとも図書館で取り寄せてもらおうか、と吟味中。

 

邪馬台国の謎と逆転日本列島―最新の構造地質学が「魏志倭人伝」を実証!!

女王国の方位と距離は全て正しかった!! 」2002 学研

飛鳥昭雄・三神たける

 

まだ読んでいないのですが、面白そうです。フォッサマグナのある、長野県。元はここは海だったらしいのです。本州は2つの大きな島だったとか。現在の地名に、このあたりは、日本アルプスだと言うのに、サンズイのつく地名が多いそうですね。

エベレスト山も、昔は海だったそうで、アンモナイトが見つかっているとか。感想を書かれているのを拝読して、とてもありそうでスリリングです。

本州が東と西に2つ島があり、しかも現在のような斜めの形ではなく、今より90度水平に近かった???どうやってそれがわかったのでしょう。興味津々。ファンタジーとしても面白そうですよ。

秦氏景教徒だとは、よく見かけるのですが、物部氏もそうだったとか。私たちが神道だと思っているのは、原始キリスト教であるという説もよくあるのですが、三本の鳥居を見ると、三位一体を思い浮かべます。奈良の大神神社のような、横並びの三本鳥居と、京都太秦にある木嶋坐天照御魂神社の三角の三本鳥居と二種類あるようですね。

臨済宗の現有宗久さんとカトリック修道女の対談本でも、キリスト教と仏教は似ている点があると書かれていましたっけ。

仏教や神道だと思っていたら、内側に、原始キリスト教が内包されていたみたいです。ここ、ややこしいんです。自分がうっすら信じていたものって何だったの???という困った感。

something greatは信じているのだけれども、それと宗教はどのくらい関係があるの?といいますか。

 

騎馬民族渡来説で有名な、江上教授が、モンゴル帝国キリスト教」を出されていたことを知り、読みたいなと思っていたら、ネットで解説されていました。まぁこれは便利。

イスラエルから、延々と、東へ東へと、日本までやってきた人々。遊牧騎馬民族とも混じり合って、来たみたいですね。

かねがね、日本には彫りの深い、目も鼻も口も大きい白人タイプの人々が案外多いし、そうかと思えば、苗族とかモンゴルとかベトナムとか、アジアの人々に瓜二つの人々も多いし、中東の王子様のような顔の人もいるし、世界中からやって来たみたいね、と思っていました。

何世紀頃に来たのだろう?と思っていたのです。何回にも分けて、天変地異と戦争から逃れるために、あちこちから、海路と陸路の両方で来たのだろうなぁ、主に海から、と思っていました。

縄文時代漆器は、現在デパートの個展で売っていても遜色ないほど素敵ですし、思っているよりずっと文化も高かったようです。その時代の王族と、後からやって来た遊牧騎馬民族の王族は、結婚により結びついたのか、武力で吸収されたのか、その辺はよくわかりません。

 

www.eurasia.city.yokohama.jp

 

 

 

 

パルティアと飛鳥

1月13日のパルティア帝国の英文記事に、ようやくざっくり日本語を併記しました。

 

栗本慎一郎氏によれば、パルティアと呼んだのは、あくまでヨーロッパの人々であり、中国は安息国と呼び、本人たちは、アシュク、アスカと呼んでいた。支配者階級はミトラ教、被支配者階級はゾロアスター教を信仰したらしい。最初の首都がアサアク。二番目の都は、ミトラの町ミトラダキルト(現在のトルクメニスタンのニサ)。遊牧騎馬民族の国です。紀元前後を挟んで約500年も続いた帝国。

日本の飛鳥、明日香と関係があるのでは、と栗本氏は書かれています。パルティア帝国の右隣にサカスタン(現在のインドとアフガニスタン)がありますが、坂田、大阪、酒井、堺、坂本、サカがつく地名もありますね。

安世高という僧侶が伝道師として旅行していたと、この英文記事に触れられていますが、古代から僧侶は外交官を兼ねていることが多いですね。安禄山にしても、安がつく有名人は、パルティア帝国で、何らかの地位を占めていた貴族階級だったのでしょうか。ソグド人の典型的な苗字が安氏だという研究があります。安藤、安井、安田、という苗字がすぐ思い浮かびます。長安もそうですが、平安京にも安が入っています。都の名前に安という文字が入るのは、パルティアと関係があるのかどうか。面白いですね。

パルティアの芸術には、ギリシアの影響が濃いそうです。法隆寺の柱にエンタシス(パルテノン神殿の柱と同じ、中央が膨らんでいる柱)があるのは何故なのか、パルティアから来ているのでは?

始皇帝兵馬俑の写実的な顔の描写は、ギリシアの職人が直接関わっていたのではないかという説があるそうです。以下のBBCニュース。それなら、法隆寺を建てた現場にも、ギリシア人の職人さんが働いていた可能性は益々濃くなって来るのでは?

 

www.bbc.com

考古学者たちによると、等身大の兵馬俑の陶製像が古代ギリシャから発想得ていた可能性がある。紀元前3世紀の中国で、ギリシャの職人が地元の労働者を指導していたかもしれないという

「東方見聞録」を書いた13世紀のベネチア商人マルコ・ポーロの旅が、詳しい記録が残るものとして最初の西洋による中国訪問だと従来は言われてきたが、秦始皇帝陵博物院の李秀珍研究員は、「シルクロードが正式に開かれる前に、中国最初の皇帝と西洋との間に緊密な連絡があった証拠がある。従来考えられていたよりもずっと早い時期だ」と語った。

2002年斎藤成也 国立遺伝学研究所教授の話

東京大学の植田信太郎教授と中国科学院遺伝研究所の王瀝教授らが調べたのは春秋戦国時代、斉の都「臨淄(りんし)」があった山東半島の付け根あたりの遺跡の人骨から得た細胞内小器官ミトコンドリアのDNA。私も関わった。
 研究グループは約二千五百年前の春秋戦国時代中期と、それより約五百年新しい前漢末期、現在、同地に住んでいる人々のDNAを比較した。
 現在、臨シ跡に住む人々は日本や韓国など現代東アジアの集団と近かった。ユーラシア大陸の人類集団は欧州と中央アジア、東アジアに大きく分かれ、DNAで類似性を見ると、中央アジアの集団が東アジアと欧州の集団との中間に位置する。こうした全体状況を考えれば、この結果は、各集団がいる地理的な位置と合っており、予想通りだった。
 ところが古代人の方は意外な結果を示した。約二千年前、前漢末期に臨シにいた人々は、中央アジアの人類集団との間で高い類似性を示した。約二千五百年前の春秋戦国時代の同地の人々と一番近かったのは、なんと欧州の人類集団だった。
 この結果は中国古代、現在とは遺伝的にかなり異なる人々があちこちに移り住んでいた可能性を示している。特に欧州など西ユーラシアからの影響を考える必要がある。」

臨淄って日本に結構近いですよ。

以下の記事も写真が興味深いです。

www.kashikoken-yushikai.org

古代の大陸と大陸は、現代よりもくっついていた地図がありますよね。だから、現在思うよりも早く、移動できたのかもしれません。

  

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