幼児の頃に読む「桃太郎」「猿蟹合戦」「瓜子姫」「浦島太郎」「かぐや姫」その他昔話のほとんどは、歴史の実話のようです。実際にあったことを、形を変えて、すり替えた話らしいです。
西欧の童話で、父王が美しい王妃に先立たれ、ある日、王妃そっくりに育った王女を見て、求婚する話があります。娘は妖精の養母に相談し、太陽や月のように美しいドレスを父に作ってくれるよう求めて、時間稼ぎをします。この部分は、ちょっとかぐや姫と似ています。難題を出すところが。そして、3枚のドレスが揃った夜に逃げ出すと言う話がありましたっけ。森に逃げて、昼間はロバの皮を被っているのです。カトリーヌ・ドヌーヴが、この主役を演じています。王子に美味しいお菓子を作ったことで、3度目にお菓子の中に、自分の指輪を入れて、王子が彼女を探し出すというハッピーエンドでした。全編は探せばあるかもしれません。
ケーキを作っているところ
Peau d'ane
古代は、近親結婚は実際にあったようですね。パルティアの歴史にも出て来ました。万葉集にも、同じ母から生まれた兄妹が、異母兄妹なら問題なかったのに、恋仲となり、処刑された話が2つ出ていました。
一方「シンデレラ」「白雪姫」「ラプンツェル」その他もグリム兄弟は、実話を元にして、あまりに悲惨なので、継母ということにして書いた、と読んだことがあります。
現在80~90代の母親または姑が、50~60代の娘や嫁を扱うやりかたが、これらの童話にそっくりであるケースがあることに気がつきました。認知症の症状も入っているとは思いますが、15分おきに呼びつけて、一歩も家の外に出さない親は、まるでラプンツェルのストーリーのようです。民話だと思っていましたが、心理学者に研究してもらいたいくらいです。