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須弥山石

こちらのブログ様が、須弥山石が、縄文以来の石棒そのものと書かれています。つまりミシャグジさまと同じ。須弥山石には、模様が彫られているから、言われてみて初めて、ああ、そうだわね、と思いました。

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須弥山石しゅみせんせきは、推古女帝の時代、百済くだら路子工みちのこたくみが造ったと日本書記に記されています。
 また、斉明女帝の時代には各地の蝦夷高句麗こうくり新羅しらぎ百済くだらの外交使節、他に南方の吐火羅とくわら・とから舎衛しゃえの漂着民を饗応した離宮石神遺跡いしがみいせき)にも置かれたものと考えられています。(写真は飛鳥資料館前庭の石神遺跡から出土したレプリカ。噴水機構を内蔵している)

日本書紀には、仏教世界の中心にある聖山(スメール)をかたどった須弥山しゅみせんと書かれていますが、形態的に縄文以来の信仰の対象となってきた石棒せきぼう石神しゃくじの姿そのものです。