INAXの世界タイル博物館、そしてトイレコレクションは楽しめました。テーマパークのように幾つかの建物に分かれています。タイルのコレクションは充実していました。ルーブル美術館にはイスラムのタイルはそれほど多くなく、ここで同じタイプのタイルを見ることができて嬉しかったです。HPでもタイルのコレクションの写真を見ることができます。
顔とか少し浮き出して立体になっています。
お馴染みペルシャのラスター彩の星型タイル。周りの文字は何と書かれているのでしょうね。その解説もあったらいいのにと思います。
比較にルーブル美術館のラスター彩タイルを2枚。
うさぎが八角形の中にいます。その外側に逆S字の模様がぐるりと取り巻いています。この逆S字は縄文時代から世界で使われているようですね。
十字型のタイル3枚には、動物たちがいます。ちょっと見にくいのですが。1番左下の太陽と豹の意匠、面白いですね。
白鳥のいる森の風景、優雅です。豪商の洗面所だったのでしょうか?
邸宅のどこの部分に使われたかの説明はないのです。台所、浴室でしょうか?
お寺のどこの部分に使われていたのでしょうか。阿修羅のような像。
このタイルが本当に素敵です。
明治時代の豪商が顧客をもてなすために作った客用トイレに置かれた芸術的な便器の数々のコレクションがどどっと並びます。
セットで揃えるところがお洒落です。
この右側には、お揃いの柄の朝顔がずらりと並んでいます。セットで作られました。あやめというと着物の柄や抹茶茶碗に多いですが、トイレにも使われていた意匠だったことにびっくりでした。ギメ東洋博物館に、江戸時代の深さ5cm、20cmx30cmくらいのあやめの素敵な陶器の器があったのですが、いなり寿司でも入れたのだろうかと思っていました。
ここには写っていませんが、朝顔には鶴と思われる二羽の鳥の意匠もありました。斬新なトイレです。また、このような白に青のウオッシュレットが300万円也にて発売中でした。
ヨーロッパのトイレも少しありました。これは本から。
イギリスのメーカーのトイレ
横浜に設置された公衆トイレ
将軍のトイレです。道後温泉で天皇専用の温泉とトイレを見学しましたら、これと同じでした。トイレのある小部屋の向かいに、忍者が隠れている専用の小部屋があったと思います。天皇の居間に面しているところです。大正天皇、昭和天皇も道後温泉に宿泊されたのではなかったかと記憶。平成天皇からは旅館に宿泊されるようになりました。