渡辺豊和著 学研 2010
著者は建築家で、施工した建物がドラマの殺人現場に使われたとか、面白い公演記録がありました。この方の特異なところは、秋田生まれで、霊視ができること。光を見てから、意識が古代のモヘンジョダロ遺跡の上に飛んで、上から見下ろして俯瞰図が書けたなど、珍しい能力が建築にも生かされているように見受けられます。
古代の山には、人工ピラミッドであるものが多く、レイライン上には有名神社が乗ってくる話。古代、その人工山の上に置かれた巨石をピカピカに磨いて、光通信をしていた話。
奈良の大和三山、畝傍山、香具山、耳成山がピタゴラスの定理を使って、二等辺三角形にできている話。兵庫県生石(おうしこ)神社の石の宝殿と益田岩船は、πや黄金比を使って作られている話。
日本のINAX博物館のエジプトのタイルや、出光興産のオリエント博物館に飾ってあったエジプトの神々の彫像が、勝手に動いて特殊ガラスが二回も飛び散った話。
奈良・大和は縄文時代、青森県津軽市亀ヶ岡の文化植民地だった話。1940年建国2600年を祝い、奈良の橿原市に橿原神宮を造成した際に、敷地からおびただしい量の亀ヶ岡式土器が出土したそうです。公になれば、神武天皇の時代、大和は東北青森の文化植民地であったことが明らかとなり、日本の歴史は変わるため、亀ヶ岡式土器出土の事実は伏せられたのだそうです。考古学者でもこのことを知っている学者は少なく、学会にも公表されていないそうです。
「法隆寺は移築された」の著者も建築家でしたが、建築家ならではの視点が面白いです。
地球上にどのように遺跡が散らばっているかを表した以下の図はP318にあります。