インド ベルール チェンナ・ケーシャバ寺院の柱頭の飾りと、法隆寺金堂天蓋の飾りが似ていると思うのです。如何でしょう?どちらも直角の角に、飾りがついていて、縦長の花びらのような形。インドの方は女神が、法隆寺のは火炎と歩揺がついています。壁画のみならず、彫刻にもインドの影響があるのですね。ギリシャの影響と言われるエンタシスの柱もあり、ペルシア影響と思われる唐草模様の飾りも屋根などにありますし、法隆寺は国際的なお寺ですね。
シヴァ寺院の女神の、腰を左右どちらかにひねった姿は、日本の観音菩薩像によくありますね。なるべくおとなしい姿を選んで、日本の菩薩像にしたように見えます。
ベルール チェンナ・ケーシャバ寺院 写真:河合哲雄
ハレビード ホイサレーシュワラ寺院 写真:河合哲雄
仏教ではなく、シヴァ寺院だそうです。証左はリンガがあること。
法隆寺金堂の天蓋