そういえば、今年のローザンヌコンクールはどうだったのかしら?と思って検索したら、この動画が出てきました。以前のローザンヌコンクールで入賞した若きスター達のゲスト出演集です。その中で、米国人のジュリアン・マッケイとマディソン・ヤングのジゼルが秀悦だったのでご紹介します。ジュリアンは24歳で、既にミュンヘンにあるバイエルン州立バレエ団のトップにスカウトされていました。どうやらマディソンも同じバレエ団にいるようなのですが、まだ二人とも入団して間も無くて、二人が主演の動画は皆無のようです。何よりジュリアンは、米国人で初めてボリショイアカデミーを卒業したのが珍しいことなんですね。今までこのコンクールで米国人のバレリーナが入賞したことは少なかったように思いますが、この二人は欧州的なセンスが身についている感じがします。このジゼルは、二人とも理想的なコンビだし、どちらも素敵。マディソンも可憐な妖精の雰囲気が出ていますし、ジュリアンは王子そのもので、見惚れてしまいました。
モスクワのボリジョイバレエアカデミーの夏期講習会に参加。11歳の時に招待され、ボリジョイバレエアカデミーへ入学しました。当時11歳での入団は最年少で、在学中に様々な賞を獲得し、トップクラスの好成績で卒業。
2015年:ローザンヌ国際バレエコンクールで研修賞受賞後、英国ロイヤルバレエ団へ入団
2016年:ミハイロフスキーバレエ団へ入団、最年少ソリストとなる。
2020年:サンフランシスコバレエ団へ入団、プリンシパルとして参加。
2022年~:バイエルン州立バレエ団へ入団、プリンシパルとなる。
0:24:46 Madison Young & Julian Mackay - "Giselle"
まるで重力がないかのように、ふわ〜り、ふわ〜りと踊る幽霊になったジゼル。
漫画の中から飛び出してきたかのような容貌です。熊川哲也さんが出演依頼されたんでしょうね、創作バレエ「蝶々夫人」に出演されるんですね。
マディソン・ヤングさんについては、こちらの記事も参考になりました。