九州、金沢、静岡の甘酒を買ってみました。自分の好みの味と、そうではないのがありまして、いよいよ、自分で作ってみたくなり、米麹を取り寄せ、自宅の炊飯器でミキと甘酒を作りました。見た目も作り方も、どちらも似ています。料理用の温度計が必要です。
ミキ
3合炊き炊飯器で作る場合
お米 125g
水 800ml
皮をむいたサツマイモ 60g
1)最初は胚芽米で作りましたが、二度目からは、玄米で作っています。非常にいい加減な我流ですが、玄米で作る場合は、お湯を沸かしておいて、炊飯器にお湯800ml弱を入れて炊飯してしまいます。
2)ゆるくおかゆが炊けたらば、小鍋に移して、更に100ml程度のお水を加えて、しゃもじで混ぜながらおかゆにしたら、火を止めて冷ましておきます。
3)皮をむいて、30分水に浸けておいたサツマイモをすりおろして、人肌に冷めた2に加えます。お砂糖を入れないので、60gよりやや多めの方が良いと思います。これまた適当です。冷めていないうちに、サツマイモを入れてしまうと、うまく発酵しないそうです。
すりおろしたサツマイモを入れて、混ぜ混ぜしているうちに、サラサラになってきます。
4)鍋に蓋をして、およそ12時間おきます。その間、何度か混ぜますが、「ミキちゃん、発酵してくださいね。」などと声をかけるのが良いらしいです。ネットで5人ほど作り方を検索した結果、こう書かれていた方がいらして、これは良さそうと思いました。以前も、パンを発酵させる前に、オペラのアリアを歌うコックさんを見たことがありますし。
夕方の19時頃に完成させておけば、翌朝、ちょうど完成しています。朝一番で、鍋の蓋を取った時に、芳しい香りがしていたら、完成しているようです。本当は、ブツブツと泡が出るらしいのですが、なぜかそれは出ませんでした。
甘酒
3合炊き炊飯器で作る場合
お米 250g
米麹 167g
ぬるま湯 167cc
1)7分つき胚芽米をゆるめに炊く。本来は、白米ですが、胚芽米でやってみましたが、問題ありませんでした。
2)一旦保温を切り、70度までしゃもじでかき混ぜながら冷ます。
3)米麹とぬるま湯を入れて、しゃもじでかき混ぜて55度くらいにする。
4)30分〜1時間ごとにチェックしてかき混ぜる。冷めてきたら保温のスイッチを入れ、55度くらいをキープして、4〜5時間後に完成。チェックのたびに温度を見て、50度以下なら保温に戻し、60度を超えるようなら、保温を切る。
2時間くらいで、ほとんどおかゆが更にふやけた感じになり、水分が増えていきます。芳しい香りもしてきて、甘酒が拍子抜けするほどお手軽にできます。夏なので、3時間くらいでできていると思われます。
完成した甘酒の試食ですが、美味しくできました。自分好みの甘さ控えめの味になりました。もしかすると、市販のものは、砂糖が入っていないと書かれているのに甘ったるいので、人工甘味料が入っているのかもしれません。TPP締結以後、食品の添加物を表記しなくて良い方向へ流されています。自分で作ってみて、やっぱり味の違いから、何か入っていると感じました。
梅酒をかけて食べてみたり、きな粉をかけていただきました。きな粉をかけて混ぜると、葛餅に似た感じになります。温かいデザートもお腹に優しい感じで良いです。
ミキ100cc、甘酒100cc、モロヘイヤ2本、空心菜3本、キャベツ2枚、きゅうり1本、トマト1〜2個、玉ねぎ6分の1、イチジク1個で野菜スムージーにするのも便利です。とりあえず野菜がたくさん簡単に取れて、便利です。
いちじくの代わりにりんごでも良いですし、果物なしでも大丈夫。ポテッとした野菜スムージーになるので、スプーンで食べる感じ。サラサラのジュースにしたい場合は、水分の多いきゅうり、トマトを多めにするとできますし、上記に無調整豆乳を50cc~100cc加えたら良いです。
ただ、これで大きめマグカップ2杯分と少しあるので、3杯できてしまうと、結構多いんです。人数に合わせて、材料の量を調整しないと。あれもこれもちょっとずつ、ホイホイとジューサーに入れて、数十秒でできてしまうのが楽しいジューサー生活です。
炊飯後すぐの状態
米麹とお白湯を入れて混ぜて、1時間後
2時間半後
4時間半後