私の子供時代は、母親たちが手作りの服を着せるのが普通でした。既製服は高くて庶民には手が届かなかったということもあります。伯母が洋裁学校の先生やオーダーの服を仕立てていたので、私が小学生から成人するまで、母ではなく伯母が冬のオーバーコートからジャンパースカート、ワンピース、スーツなどいろいろ作ってくれました。今でも何枚かのよそ行きをとってあります。伯母の頼まれものの絹などを触って育ったせいか、ちょっと指先で触ると、上質の絹とか綿ローンとか大体わかります。但し、化繊でとても似た布もあるので最近は見分けるのは難しくなりました。
イラストを描いて送ると、魔法のように伯母がそのとおりのデザインで服を作っていてくれたので、熟年になってから、オーダーを受けてもらえる仕立て屋さんをあれこれ探しました。自分が描いた絵のとおりに、お洋服が出来上がってくるのは本当に楽しいものです。仮縫いをした方がベターですが。
伯母が明治の祖母の手紡ぎの着物からスーツやコートを作って着ていたので、私も伯母の着物からコートなど作ってもらいました。絹を着てしまうと、化繊を着たいとは思いません。通気性が違います。
デンマークのマルガレーテ女王は、ご自分がデザインされたドレスや帽子をお召しになられているようです。また毎年、何年でも、同じワードローブをお召しになります。デザインからご本人が決めた服なので、とても愛着がおありなのでしょうね。可愛い色柄のレインコートもお召しで、見ていて楽しいですし、参考にさせていただいています。おしゃれの達人です。
マルガレーテ女王は、デンマーク王立バレエ団のコスチュームもデザインされています。愛煙家でも有名。煙草と共に写っていらっしゃいますが、かっこいい方ですね。wikiによると柔道の心得があると書かれています。ケンブリッジ大学、ソルボンヌ大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、デンマークのオーフス大学 Aarhus Universitetで学ばれました。
自然体で気さくな感じ、際立つ美人ぷりが写真からよくわかります。若い頃はオーソドックスなファッションを、熟年からは奇抜なファッションも楽しんでいらっしゃるご様子。身長183cmとのこと、見栄えのするお姿です。80歳になられても、真っ赤なマニキュアがお似合いなところは流石です。1940年4月16日生まれ。
父 フレゼリク9世
マルガレーテ女王はパパっ子だったのかしら。
右が女王、左が次妹ベネディクテ王女
チェック柄、子供時代からお召しだったのですね。
右はオランダのベアトリクス女王
10代と思われる上の写真をリフォームされたのではないか?と思うほど襟の形が同じです。長いパフ袖を追加されたのでは。前立ては隠されたようです。ハイウエストのスカートの布地、ズームして見ると、顔に見えるものがあってメルヘン調です。
女王はストライプ、妹たちはギンガムチェックのワンピース
驚きの写真をpintestで見つけました。12歳の時に着物をプレゼントされたそうです。ポーズが決まっていらっしゃいますね。この時の経験があって、23歳で来日された時に帯を購入され、それをドレスになさったのでしょうね。Mrs.Rostock Jensenから1952年のクリスマスに贈られた着物、傘、扇子。
1967年6月10日27歳でご成婚。結婚式前6月6日のクリスチャンボー城での晩餐会で、この帯から仕立てたドレスをお召しになりました。同年オタワにてカナダ首相との晩餐会でも、この袖無し帯地ドレスをお召しになったそうです。
1969年 29歳でこの西陣帯地のドレスをお召しになったカラー写真が以下で見られます。ブリュッセルでお召しになった時にはフレヤースリーブを加えていらっしゃいます。3回帯地ドレスをお召しになったことがわかって嬉しいです。
帯そのものを購入されたのではなく、袋帯幅1尺8寸5分(約70センチメートル)、長さ1丈1尺5寸(約4メートル36センチ)の布地の幅を2つに折らないで、織り上げた最大の大きさを特注でお求めになられたのかもしれませんし、やや長めに特注されたのかもしれません。西陣帯の折り目にいくらアイロンをかけても、元通りにはなりませんもの。
https://www.granger.com/results.asp?inline=true&image=0152539&wwwflag=1&itemx=21
空軍所属でしょうか。
襟にピンタックが入っている珍しいデザイン
ウエストのヨークが15cmくらいありそうな可愛いデザイン
右のカラーの水玉写真は、米国ディズニーランドへお出ましの写真です。
ハリウッドご訪問
1958年4月16日の18歳の誕生日記念のワンピースとボレロだそうです。
とてもよく似たドレス。右はスクエア・ネック。左はドレープを寄せて変形V型。
当時からバルーンスカートのデザインをお召し。
エリザベス女王、フィリップ殿下のデンマークご訪問 マルガレーテ王女17歳
イングリッド王妃とマルガレーテ王女は水玉のお召し物ですね。
1960年 くわえ煙草でお湯を沸かす英国大学留学時代の女王。
南米旅行先
麻100%のワンピースのような気がします。肩に細いリボンが結ばれているデザイン。
このヘアスタイルがとてもお気に入りでいらしゃるのです。素敵なワンピース。
南米でのお召し列車と言いますか、サロン・カー。
パフ袖が絞ってあって、うさぎの耳リボンがついているようですが、よく見えません。ナポレオン時代のファッションのイメージです。
1960年タイのプミポン・アドゥンヤデート国王とシリキット王妃が船旅でデンマークご訪問。20歳のマルガレーテ王女も列席されています。謎なのは、フレゼリク9世がピンクをつけられている写真と、黄色のサッシュの時がありますね。船の階段を降りるマルガレーテ王女がピンクのサッシュをされているので、おそらくピンクが皇太子のもの、黄色が国王のでしょうね。船の写真では国王王妃4人が黄色のサッシュ、室内の写真ではイングリッド王妃以外はピンクに見えるのが謎ですが。
なぜか指揮者のレオナルド・バーンスタインに火をつけてもらう、マルグレーテ女王のすぐ下の妹、ベネディクテ王女。珍しい写真です。
1950年代のファッション、好みです。
左が女王(1940年4月生まれ)、真ん中が次女ベネディクテ王女(1944年4月生まれ)、右が末妹のアンヌ・マリー ギリシャ王妃(1946年8月生まれ)
デンマーク領フォロー諸島の民族衣装、可愛いですね。
マルガレーテ王女のみ、小さな金のボタン。4歳下のベネディクト王女、6歳下のアンヌ・マリー王女は大きなくるみボタン。おそらく末妹王女は16歳くらいでは?
初来日
伯母が同じデザインの絹のスーツを作って着ていました。七分袖、短めの上着丈、長めのタイトスカート。オーソドックスなテーラーカラーです。
裾中央のリボンが可愛い。
1964年9月妹アンヌ・マリー王女18歳とギリシア国王24歳の結婚式。右がマルグレーテ王女。1967年5月にギリシアでクーデターが起こり、デンマーク政府が反対したため、結局妹のアンヌ・マリー王妃は、姉のマルガレーテ王女の結婚式に出席することができなかった。
1番左からイングリッド王妃、フレゼリク9世、マルグレーテ王女。その右はルクセンブルグのジャン大公とジョセフィーヌ大公妃。
wikiより抜粋
アンリ・マリ・ジャン・アンドレ・ド・ラボルド・ド・モンペザ (Henri Marie Jean André de Laborde de Monpezat) 1934年6月スペインに近いフランス ジロンド県タランス生まれ
9人兄弟の次男。父の仕事のため、5歳までフランス領インドシナ(現在のベトナム)で過ごす。1952年から5年間ソルボンヌ大学で法律と政治学を学び、フランス国立東洋言語文化研究所(INALCO)で中国語とベトナム語を習得。1957年には香港、1958年には当時はベトナム共和国(南ベトナム)の首都だったサイゴンに留学している。
1959年から1962年にかけてアルジェリア戦争にフランス軍人として出征、1962年にフランス外務省に入省。1963年から1967年まで駐イギリス大使館書記官として赴任。
1967年6月10日デンマークの王位継承者マルグレーテ王女と結婚。フランス語の書籍をデンマーク語に翻訳、出版している。
1966年10月婚約会見 女王26歳、ヘンリク王配33歳
婚約指輪は、6カラットのダイヤが二つついたこちらの指輪だそうです。
5月25日婚姻のためフランスから来訪したヘンリク殿下を空港までお出迎え。殿下はマルガレーテ女王より6歳年上なのですね。殿下は195cmくらいありそうです。
平成天皇と皇后のご成婚は、テニスで偶然出会ったわけではない、と読んだことがあるのです。聖心大学含め、有名大学に、花嫁候補を推薦して欲しいと宮内庁が依頼していたのではなかったでしたっけ?女王もヘンリク王配と出会ったのは、偶然、共通の友人の結婚パーティーの席で、と仰せのようですが、おそらく内部選考が既に行われたのち、一種のお見合いに近い出会いだったのではないかと想像します。更にもう1度、共通の友人のパーティーで会った後に、ヘンリク王配がデートに誘って、ロンドンでデートを重ねたとのことです。同様に次男ヨアキム王子が香港在住の中国の血が入ったアレクサンドラ・マンリーと結婚したのも、英語と中国語に堪能で、香港留学経験のあるヘンリク王配の考えもあったのかもしれませんね。
1967年6月6日外交官団を招いた晩餐会がクリスチャンボー宮殿で催され、帯地ドレスをお召しになりました。日本の着物用のバッグかもしれません。
大きな宝石の指輪と、パールがついたブレスレットが見えます。
6月7日コペンハーゲンにあるフランス大使館で晩餐会。
カナダご訪問で同じドレスで晩餐会に。背中のカットは深めですね。
このカラー写真は、上の写真とドレスは同じですが、ティアラとネックレスが違いますので、別の公式写真のようです。
ネックライン、ウエスト、裾にパール、スパンコールが刺繍されています。このドレスは1967年当時パリのバルマンブティックで働いていたエリック・モーテンセンによって作られたそうです。
6月8日スウェーデンから到着した祖父のスウェーデン国王と、家族だけの夕食会。
6月9日コペンハーゲンCity Hallでレセプションがありました。カラー写真だとマーブル模様のような変わった布地だったことがわかりました。
後ろが小さなうさぎの耳リボン。
6月10日結婚式 女王27歳
スカート部分、真ん中はレース布地で、左右が大きな輪にしたタックスカートになっているのがゴージャスです。この斜めのアングルで初めてわかりました。 父王も2mくらい身長がおありのようです。183cmの女王が7cmヒールを履かれていたとしてもこの身長差。
花嫁花婿のファーストダンス このワルツは、王族専用の結婚記念ワルツのようです。6月10日教会での結婚式の後に各国王族を招待した披露宴と舞踏会があったようです。その写真は見つけられませんでした。
この動画の最初のワルツを踊っているのがマルガレーテ女王とヘンリク王配www.youtube.com
お名前のマルガレーテ(マーガレット)のプラチナダイヤの?ブローチとイヤリングをよく愛用されています。ヘンリク王配の手の上に、女王の手が。女王は6歳年下ですが、大人っぽいので同じ歳かと思っていました。
母方の英国人祖母マーガレット・オブ・コノートにちなんで名づけられ、祖母の愛称デイジーDaisyも受け継いだ。とのことで、サインがデイジーになっているようです。
ウェディングドレスの製作者は母イングリッド王妃のお気に入りのヨルゲン・ベンダーで、ギリシャ王妃になった末妹のアンヌ・マリーのウエディングドレスも作ったそうです。このウェディングドレスの中央にはめ込まれているレースは、ほかの王族の花嫁に使うために外されているのですね。
ご両親の結婚記念写真。母君がマーガレットのブローチをつけていらっしゃいますね。ベールももしかしたら同じものなのかもしれません。確かウェディングドレスには、借りたものを身につける習慣があったと思います。マルガレーテ女王は、ブローチを襟ぐりでなく、かなり下につけていらっしゃるのも独特ですね。
喜びが溢れていますね
この写真を見て、右手首下に、コンシールファスナーが付いていることに気がつきました。とてもタイトなお袖なのですね。アップの写真は、ディテールがわかって楽しいです。
ボタンが襟の下に2つ、合計5つ三角形のようになっていて面白いです。
同じスーツをこちらはスカーフを襟の中に、お揃いの?スカーフで帽子のように巻いていらっしゃるのか、花柄の帽子なのかは不明。
とにかく嬉しそうなお二人。左手にはあの大きな2粒のダイヤの指輪。
U字型ヨークのブラウスではないかと思います。フランス的なお写真。
三連のパールのネックレスに、縦にブローチをつけていらっしゃいます。パールが3つ並んでいるブローチで、頻出なのでヘンリク王配からのプレゼントでは。肩からドレスにかけてレースの飾りが見えます。
見えにくいのですが、ウエストに大きくVカットで切り替えがしてある袖無しワンピース。3連パールも上と同じブローチで留めていらっしゃるようです。おそらくひっくり返っていてブローチがよく見えないのだと思います。
ベルギーご訪問
ここにもパール3つのブローチが。
左手のタバコ、短くなっていますが、熱くないでしょうか。
ご本人も周囲も焦ったでしょうね。
この帽子と似ていますね。
ハイネックで後ろがリボンになっていそうな感じ。
結婚の翌年、1968年長男フレデリック王子誕生
このお袖は、後でモスグリーンのドレスで同じ袖のドレスをお召しになっています。
こんなに生まれたばかりでバルコニーでご挨拶するフレドリック皇太子。
フレドリック皇太子の洗礼式
バルコニーから国民に披露
1964年9月18日ギリシア国王とご成婚された末妹を訪ねてギリシアご訪問
なぜか女王の膝の上にヘルメットが。ミニスカートですね。
1969年年子で次男ヨアキム王子誕生、洗礼式。パール3つのブローチ。
帽子とおりぼんはピンクなのですね。
襟がボウタイで、袖がアコーディオンプリーツのブラウスかワンピース。
変わったデザイン
襟ぐりと裾にモスグリーンのトリミングがあっておしゃれです。
結婚式の時と同じヘアスタイル。3連パールに、3つのパールがついたブローチを留めていらっしゃいます。右手にはタバコが。右肩には大きなトルコ石のブローチ。
お揃いの鮮やかな青の絹の靴が目を引きます。
父王が崩御され、32歳で女王に即位。
なんのダンスなのでしょうね?楽しそう。
水玉模様のシャツブラウス
同じコートに帽子を変えて。
大晦日の国民に向けてのスピーチ
1987年ストラスブールの欧州議会でスピーチをされる。空色のアイシャドウが華やか。
車ひだのワンピース。
ご自分で園芸もされるそうです。
これらのスピーチの写真は、女王が毎年大晦日の18時から国民に向けてその年を総括してされるものだそうです。具体的にはデンマーク語のサイトを探さないとわかりませんが、国民に人気だそうです。このスピーチが終わると、女王はヘンリク王配と親しい友人とプライベートのパーティをされる恒例なのだそうです。真夜中に1月1日になったところで花火を楽しまれるとか。
カシュクールのワンピース。もしかしたら襟なしのワンピースの上に、同じ色のカシュクールのシフォンの羽織りものを着ていらっしゃるのかもしれません。
大判スカーフをフォーク調に巻いて、ブローチで留めていらっしゃる。リボンも印象的。
この共布で髪を巻くやり方、とてもおしゃれです。全体像がないのが残念です。
とても素敵なワンピース
4匹の小さな子犬も愛らしい。
グリーンランドの民族衣装、独特ですね。
この赤い靴がとてもおしゃれ。赤いワンピースに紺色のトリミングも素敵。
珍しいデザインのワンピース。
スウェーデンのカール・フィリップ王子と結婚されたソフィア妃が、とても似たコートをお召しになっていました。ソフィア妃のコートは既製品かもしれません。
この靴も可愛い。特注でしょうか。赤いスカートのヨーク部分はシャーリングかも。
フランス人の王配のために女王が1974年に購入されたフランス南部の町カオールにある
デンマークの国旗の色だから、赤が多いのでしょうね。
とても大柄のタータンチェック。白い襟に黒のラインとリボンがついていますね。
バチカンにて
英国訪問
同じ帽子のコサージュを別の帽子につけて。
王配たるもの、女王の3歩後ろを歩くものなのですね。
コートの両肩の下に、縦に飾りポケット、前身頃には大きなボックスプリーツが。
裏表リバーシブルの、ケープ付きコートのようです。
中国語が堪能なヘンリク殿下と万里の長城へ行かれたのですね。ヘアスタイルがおしゃれ。
ウエストの革のリボンがうさぎの耳です。
変わったお召し物。ベルトにも水玉がついています。
三つ編みのような帽子のようです
ベルギー公式訪問
ラッパ型のお袖もスリット、オーバーコートの前見頃も長いスリットが入っています。上の写真と同じコートだと思いますが、色はどちらが本当に近いのでしょう。
アイボリーの靴も凝ったデザイン。
この水色のドレス、同じものだとは思いますが、下の写真は、カフス部分の布にビーズが付いているように見えます。そしてウサギの耳リボンもカフスから下がっています。
パフ袖にうさぎの耳タイプのリボンが結んであります。
この二色のドレスに合わせた二色の上着。プチポワンのバッグでしょうか。
日本公式訪問の際の返礼晩餐会でお召しになった日の丸ドレス。
日本ご訪問の後、リメイクされたのではないかと思います。上見頃の斜めになった襟ぐり、大きな水玉の布をピンタックのようにたたんであるので、水玉が小さくなっているのではないかと想像します。スカート部分も縦にプリーツか車ひだになっているのでは。元の布も、大きい水玉と小さい水玉があるのですよね。元のドレスのスカートの裾の部分はおそらく大きな水玉では。
ポーランドご訪問でもこのドレスをお召しになりました。右は、ポーランドのヴァウェンサ(ワレサ)大統領。
このうさぎの耳のリボン好きです。ブローチで留めていらっしゃいます。
こ
とてもよく似ていますが、二枚の黄色ドレスは微妙に違う柄のようです。
ハンドバッグはプチポワンの刺繍のようです。
このドレス、最初はパフ袖が付いていて、その後お袖を外して、レースの飾りをつけられたようです。レースを2段にはぎ合わせてあるようです。
この黄色いドレスは、この白いドレスのような感じの襟ぐりで、上にレースを縫い付けたのかも。
このグレーのドレスですが、どうやらレースが同じようなのです。黄色のドレスから外して、グレーのドレスに取り付けたのかもしれません。
チョーカーは、元はブレスレットだったそうです。
この広いレースのグレーのドレスは、2004年日本公式訪問の返礼晩餐会の際にお召しになりました。母イングリッド王妃がスウェーデン王女時代にお召しになった以下の写真のドレスのレースではなかろうかと思っています。後ろ姿がゴージャスなドレスですね。思い入れがあるから、何度でもドレスに付け替えて、着られるのかも。ブリュッセルのとても高い手織りのレースなのかもしれません。
若い時に作られたレモンイエローのドレスの上に、お揃いの布で毛皮のついた上着をお召しです。数十年前のドレスも、サイズが変わらずお召しになれるのはすごいですね。
上のドレスと、左のドレスの布地は同じですね。上のドレスの上に、何か羽織られて、左の写真のドレスになるのでは?
このウエストから下のくしゃっとした部分は腰くらいまでで、残りは筒形のスカートになっています。上だけ見ると中世のドレスのようです。
上のモスグリーンのドレスとアンヌ・マリー王妃のドレスのスカート部分が似ていますね。
長いパールのネックレスに、大粒のパールが3つ並んだブローチをつけていらっしゃいます。
くるみボタンのついた短いボレロを、ワンピースの上にお召しのようです。
袖のデザインが1番見えるアングル
ペーズリー模様がジャガード織りになっている絹のブラウスが素敵。後ろ開きのようですね。パールのブローチのつけかたも独特です。
この伊達眼鏡?の大きなこと。シニヨンのリボンも大きいです
このヘアスタイルもユニークです。
前立のスカラップがおしゃれ
写真の色が違いますが、デザインは同じに見えます。紺色に見える方のスーツの袖口もラッパ型の写真があったので、同じスーツだと思います。
ベルトに手袋をかけられているのが面白いです。
この赤いドレスは、即位の礼の後の饗宴の儀でお召しになったものです。よく見ると、左右にスカートがカーテンのように中央からもう1枚、ありますね。
女王の斜め後ろ姿からの写真、夜会巻きのヘアスタイルがわかります。
上の真紅のドレスと似た感じの襟ぐり。
2001年ヘンリク王配とフレデリック皇太子と3人で、タイご訪問。晩餐会は2回あったようです。
こちらもスクエアの感じが似ています。
女王の後ろに、シリントン王女が見えます。
バッグもお揃いの布で。
2004年日本訪問の晩餐会。
上のドレスと似ていますが、長い袖の裾の形が丸いのですね。サッシュの色が赤なのでノルウェーご訪問の際に新調されたドレスかもしれません。ハイウエストから、スカートの上にもう1枚スカートがあるようです。
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スウェーデンのカール・グスタフ国王の結婚25周年記念晩餐会に、中世のコスチュームで出席された女王、ヘンリク殿下、ベネディクテ王女、アンヌ・マリー王妃。
妹のベネディクテ王女
錨の金のブローチに王冠が載っています。
この紺色スーツのスカートが細身で丈が長くてクラシックです。上の写真と同じスーツだと思います。グレーに見えますが、紺色なのだと思われます。
ボックスプリーツのスカート。のちに、スリットに変えていらっしゃいました。
この封筒型のバッグも、女王のデザインなのかしら。
上着のトリミングの部分と、スカートの布地はチェック、上着身頃はグレーのストライプだったのですね。高級紳士服地なのかもしれません。マニッシュなスーツもよくお似合いです。
上のテーラーカラーの上着と裾のラインが違い、深く丸いカット。ブラウスは同じようです。
後方に秋篠宮紀子妃殿下がいらっしゃいます。
2018年2月 ヘンリク王配に先立たれました。
上着の袖口は、ストライプを斜めに使ってあって凝っています。
デザインは、上の写真と同じスーツだと思われます。袖口だけでなく、上着も下の方をフレヤーに切り替えて、斜めのストライプにしてありますね。脇の切り替え下の裾だけフレヤーになっているタイトスカートが素敵。スカートは5枚はぎではないかと思うのですが。光沢のある絹とウールの布地かな?
袖口とスカート裾の切り替えを見ると、このスーツも上二枚の写真と同じものです。スーツやブラウスの共布をトリミングにつけた帽子や、別の帽子を合わせ、中のブラウスを変えると随分違った印象になりますね。
中のブラウスがピンクだからピンクのストールと合わせていらっしゃるのですね。上のスーツととても似ていますが、ウエストから切り替えがなく、スカートもフリル状の切り替えがないので、別のスーツでした。スカートのストライプが斜めになる裁断になっています。
上着の前立てを斜めにした変わったデザイン。テーラーカラーの形も毎度微妙に違っています。スカートは無地のようです。
口紅の色とブラウスの色がマッチしていてすごいと思います。フラノウールでしょうか、暖かそう。チェック、ストライプは定番ですね。スカートは斜めにチェックが合わせてあります。
前立てにリボンが3つついていて、袖口にもリボンがあり、ウエスト切り替えでギャザーになっている可愛らしいコート。
この旗お洒落ですね。
ボルドーとグレーも素敵。
ネイビー帽子の正面に大きな蝶々がとまっています。
非対称もお好き。
スタンドカラーの襟元に、放射線状のピンタックもしくはダーツが6本入っているようです。
お袖にスリット
上着の裾のVカットがベストの裾のようです。両肩には縦にピンタックが4本ずつ入っています。厚地の暖かそうなウールに見えます。錨の上に王冠が乗ったブローチ。
トレンチコートの丈を長くされたのでしょうか。同じ布でリボンのように裾に足してあります。紺地にピンクと白の水玉のブラウス。
大きな正方形のボタンが目を引きます。おそらく1番上のボタンを外すとテーラーカラーになるのでは?
ご自身の愛称デイジーにちなんだ、デイジー柄のワンピースとお揃いのイヤリングとブローチ。
象にお乗りあそばされる女王。2001年タイ、チェンマイ近郊
ベトナムご訪問
共布ベルトの丸いバックルと、帽子のリボンにピンクを差し色に。テーラーの幅が広く、打ち合わせもダブルでコートのようにも着られそうです。ボタンは上の4つだけで、ウエストから下は隠しボタンなのでしょうか。
ポケットの形が独特です。写真からはよく見えません。カブスとお揃いで、テーラーの襟も、半分は白にされていて、とても凝ったワンピースです。
マリン・ルックと言うのでしょうか。靴、手袋、バッグ、ベルト、帽子、口紅を赤で。
素敵なハンドバッグ。
この上着のデザイン、シャープで変わっていますね。上の千鳥格子のワンピースと合わせていらっしゃるようです。バッグと靴もオーダーメードなのでしょうね。
裾が見えるので、上と同じ千鳥格子のワンピースを着ていらっしゃいます。
ブラウスとお揃いのリボンを首に巻かれたり、ハンドバッグに結んだり、おしゃれです。このストライプの上着は、前開きファスナーでした。
角衿の周囲、肩山、見頃に斜めについたフリルが個性的な絹のワンピース。故ヘンリク王配を偲ぶコンサートだったと思います。
ヘンリク王配の最後の写真だそうです。
ヨルダンご訪問
エジンバラ公とは親戚になります(末妹王女がギリシャ王妃、殿下はギリシャ王子)が、エジンバラ公は、女王と一緒の時いつも嬉しそうなんです。
こちらもエジンバラ公
左袖は、赤なんですね。ティアラの一部をブローチのように、縫い止めてあるようです。
帯と帯締めのような?竹の柄模様の絹地ですね。
この濃紺のサッシュは英国王室のものではないかと思うので、これを1番先にお召しになってから、リメイクされたのかもしれません。
上のレースの薔薇が、上着の襟についているような気がします。ベルベット素材の上着は、ハイウエストで切り替えがあり、くるみボタンがついていますね。
上でお召しの天鵞絨の上着と、このドレスの上着は同じ天鵞絨のようです。リフォームをなさったのではなくて、同じ天鵞絨の布で、別のスクエアネックの上着を作られたのかなと思います。西陣織に見えるバッグをお持ちです。
これもおそらく同じサーモンピンクのドレス。
ヘアスタイルが斬新。
小豆色の飾りは最初フリルだったように見えます。あとで真っ直ぐにして、中央にタックを入れていらっしゃるのでは。
この銀色がかった切り替えは、着物の帯を連想させますね。これも肩の部分にエメラルド・グリーンの布を加えていらっしゃるのでしょうか。
紺のサテンの上に黒のレース
下にサテンの濃い紫の布地があり、上に黒のレースを重ねていらっしゃるようです。
2018年3月から8月まで宮殿で披露された女王のドレスと帽子だそうです。
中央がウェディングドレス、右が結婚式前日の晩餐会のドレス。左が西陣織の帯のドレス
日本の絹織物ではないでしょうか?松の柄ですし。と思ったら
the green and gold silk fabric is an original Japanese obi fabric purchased by the Princess in Kyoto during an official visit to Japan in 1963
マルグレーテ王女が23歳独身時代に、日本に来日されていたのですね。ご自身で京都で購入されたのだそうです。帯地を使ったドレス、後ろのトレインが流石、細い金の共布の小さいリボンのベルトも雰囲気ありますね。最初は袖無しで作られました。
このリンク先に、この帯ドレスをお召しになった袖付きカラー写真があります。
https://www.granger.com/results.asp?inline=true&image=0152539&wwwflag=1&itemx=21
最初袖無しで1966年にドレスは作られ、1967年結婚式前6月6日のクリスチャンボー城での晩餐会で1度目、1967年カナダ オタワ訪問、首相との晩餐会で2度目にお召しになりました。3回目1969年29歳でブリュッセルご訪問でお召しの際はフレヤースリーブが足されています。後ろにハイウエストから床に届くトレーンが帯地でついているので、やはり特注で帯地にする前の横幅約70cm、長さも6mなど大き目の西陣織を購入されたのではないかと思います。
後ろ右身頃、少し帯地が劣化して皺になってしまっているのでしょうか。
2004年日本訪問でお召しになりました。左の見頃から出ているリボン状のものは背中側も、片側だけにあるのです。
斜めの深いダーツ
ウエストで12cmくらいの切り替えヨーク。
ブラウスとアルパカコートの色がほぼ同じ。セットになるように作られているのですね。細部まで計算され、何通りにも着られるようにデザインされているようです。コートとお揃いでスカートも。
英国ご訪問 この紫とグレーの布地、ウールだと思いますが変わっていますね。
スカートの裾がチューリップ型です。その下の白いスカートと同じ型紙でしょうね。おそらくワンピース。
チューリップ袖ならぬチューリップスカート。ウールの布地だと思いますが、上着もVカットの襟元から、2本斜めに切り替えがあります。お揃いの毛皮付き白いコートもあります。
帽子に毛皮のボンボン
次男ヨアキム王子の最初の結婚で女王がお召しになった毛皮つきドレス。
次男ヨアキム王子の結婚式にお召しになったドレス。毛皮がお好きです。
毛皮のケープの下のお揃いのドレス。
右から二人目が、アジアの血を引くアレクサンドラ妃。二人の王子に恵まれましたが、離婚されました。
フローラルエグレットティアラ 3つの部分に分かれるという珍しい形のティアラ。
フレドリック皇太子とメアリー妃の結婚式の装いです。
ドレスと共布のハンドバッグ。
このショッキングピンクのコートの下のドレスがこちらです。披露宴でのスピーチ。
パフ袖が中央で開いていてリボンで留めてあるのですね
スクエアネックに、真ん中が開くパフ袖は、スペイン訪問の際もお召しになったスタイル。
中央がウェディングドレスと似たデザイン。ややローウエストの脇から切り替えてギャザースカートになっていますね。
このフレデリック皇太子の結婚式でお召しの鮮やかなコートは、丸襟をスクエアネックに変えて、袖をカットして女王の70歳記念晩餐会のドレスにリフォームされたのだそうです。最初にコートを作られる時から、後でドレスにリメイクすることを決めていらしたのがすごいです。
チョーカーがおしゃれ。
このイエロー地の絹のドレス、バックスタイルが独特で、膨らんでいますね。ポロネーズというマリー・アントワネットの頃のファッション。おそらく女王のデザインなのでしょう。西陣織のようなバッグには白鳥が。
以下の記事によれば、2018年3月から8月までマルガレーテ女王のドレスと帽子が宮殿に展示されたイベントがありました。この黄色い絹の布地は、なんとイタリア製のカーテン布地だったそうです。ユニークですね。
このドレスをリフォームされて、アフタヌーンドレスになさったようです。こちらも個性的。胸元がカシュクールのようになった、スクエアネック。凝ったデザインです。先の英文記事によれば、思った通り、リフォームされたものでした。
ネックレス、ショール、ハンドバッグを変えて。
パールにガーネットが付いているのでしょうか。可愛いデザインです。
このドレスと似ています。プリーツの斜めの方向を逆にされたのですね。作り変えてお召しになったり、同じ型紙を利用したり、工夫なさっていて楽しいです。
上の空色の上着ととても似ています。片襟を折って着るアイディア。
ボヘミアン風。どうやったら長方形のスカーフがこのように結べるのでしょう?
どうやって巻いていらっしゃるのでしょうか。
ハイネック部分は横にピンタック、前身頃は縦にピンタックがしてありますね。葬儀の際にスーツの中にお召しだったブラウスだと思います。うまく組み合わせていらっしゃいます。
ジャケットの裾や袖口が変わっています。
初孫ニコライ王子
内孫双子のヨセフィーネ王女と。
薄い絹デシンのワンピースとお揃いのコートのようです。完璧に色が合った帽子のセットでお召しになります。
靴の交差しているデザインがおしゃれ。
うさぎの耳のベルト
ワンピースと上着か、ブラウスとスカートとボレロか、よくわかりません。
上のワンピースの上に、紺色のロングスカート、そして水玉の共布ボレロをお召しなのでは。
スカートの共布でコサージュが作られています。スカートは下の方で切り替えてストライプを横に。
1979年イギリスのガーター勲章をもらって騎士団員に。wikiで団員番号がL7と書かれています
ヘンリク王配が子供時代ベトナムで過ごされたそうで、ベトナム公式訪問。春巻き作り。
ベトナムの工場訪問の際、絵付けをされる女王
司祭に火をつけてもらう女王陛下。襟がセーラーカラーのようです。
20代に作られたワードローブも、80歳の現在まで、何十回でもお召しになられるのが素晴らしいです。バッグ、帽子、靴、スカーフ、ネックレス等の小物を取り替えて、本当に何度でも。
小雨がぱらつく中、レインコートに、手袋、ハンドバッグ、帽子、靴をキャメルで揃えていらっしゃるのがおしゃれ。帽子はトリミングがキャメルで帽子本体は薄いベージュのようです。
この3枚のオーダーメードのレインコート、よくお召しになられます。
帽子が風で飛ばないように、伸縮性のあるひもをスライドする黒い留め金で止めていらっしゃるようですね。これも何十年もお召しのレインコート。中には黄色のワンピースと上着。
いたずらっぽい表情
劇場で女優のように朗読をされているのではないかと思います。表情豊か。
ロシア人形に扮して何かの朗読でしょうか?
舞台俳優の才能おありですね。
頭の飾りが中央アジアの民族のものに似ています。苗族かしら。
日本の埴輪もこのような帽子を被ったものがありましたっけ。ブラウスはインド刺繍かしら?
銀のバックルですが、ギリシアの伝統的なタイプでした。
このバティックのワンピースをリフォームして、上のスカートになさったようです。
国民への大晦日のスピーチのあと、プライベートの年越しパーティにお出ましの際の仮装
人生を楽しんでいらっしゃいますね。
ハート柄のボウタイブラウスです。
モワレが素敵
贈られた民族衣装
左はメアリー皇太子妃
おそらく上の写真と同じコート
黒の上着の裾がV型で凝っています。喪服としてでなく、おしゃれとして黒のスーツをお召しになる場合のアクセントが、女王ならではのセンスだと思います。
マーガレットのイヤリング
赤とチェックの二着、前開きのファスナーって着やすそうです。
こちらも前開きファスナーの上着でした。
配色が美しいと思いました。グレーのスーツ、ベージュの手袋、ハンドバッグ、靴はベージュと白のツートンカラーでした。帽子は空色にこげ茶のリボン。コートがアイボリー。
2004年日本公式訪問の際にお召しになりました。テーラーカラーが丸くカーブしている変わった襟です。
ブラウスを千鳥格子に変えるとポップな感じ。鷹のブローチ?
初孫ニコライ王子をバルコニーで抱っこする女王。アレクサンドラ妃は初のアジアの血が入った女性。
2番目の孫、フェリクス王子の洗礼式
水玉模様のテーラーカラーのブラウスを、ジャケットとスカートの色を変えてお召しになるのがおしゃれです。
孫のイザベラ王女を抱っこする女王。
おしゃれなお部屋ですね
右壁の絵画は、ラファエロなのでしょうか。
華やかな貝のイヤリング。ウエストがシャーリングになっているスカート。
ショッキングピンクのブラウスは、両脇に三角の布が挟み込まれていて、ベルトのように結ぶようになっているデザインのようです。NYご訪問の際に最初お召しになったようです。
靴がおしゃれ。
8人のお孫さんのうちの、おそらくイザベラ王女。
リバティプリント、フィリップ・モリスのいちご泥棒の柄のスカートです。
このスカーフの巻き方、面白いです。トリコロールの配色もおしゃれ。
ヘンリク王配のために購入されたというフランスの別荘にて。スウェーデン刺繍のブラウス。
晩餐会の途中でも
このドナルドダック的な表情は、どんな意味でしょうか???
女王陛下、面白すぎます。
エレガントな女王の、この落差が魅力なのでしょうね。国民の支持が80%とか。