ガンダーラから、クシャン朝、ホータン、クチャから山東省青州、北魏、南梁、百済、新羅、九州をへて飛鳥に到着した弥勒菩薩半跏思惟像。
左 中宮寺 弥勒菩薩半跏思惟像 右 朝鮮半島 金銅弥勒菩薩半跏思惟像
広隆寺は、大酒神社、木嶋神社を含む。現在の広隆寺の南西側に前広隆寺の回廊があり、塔と回廊が真北から西に22度傾いている。広隆寺がミトラ教に基づくシリウス信仰の寺院。小林惠子説では、聖徳太子の菩提寺であるらしい。
朝鮮半島 慶州
大阪 野中寺 やちゅうじ
法隆寺N-162
東京国立博物館蔵 小倉コレクション
大阪 四天王寺 高さ22cm 観世音菩薩半跏像
聖霊会で太子と秦河勝が奨励した舞楽が行われる。聖霊会のルーツは、ミトラ教の大祓式。聖霊会の伎楽は、ミトラ教の仮面劇がルーツ。
奈良 岡寺 (龍蓋寺)
この半跏思惟像の冠の上の三日月と宝珠が、法隆寺の救世観音像のと似ているかも。
『東寺百合文書』で知られる太良庄があり、銅造如意輪観音半跏像を安置する正林庵は、この太良庄の山麓にある。
長野 観松院 冠に三日月と宝珠があります。
通常半跏思惟像は、右手を頰に当てている姿が多いですが、こちらは火事で右手が焼けていたため、木で作り直されているそうです。観松院弥勒菩薩研究会より写真をいただいてきました。
この半跏思惟像の冠にも、三日月と宝珠が彫られています。岡寺、観松院、法隆寺と、三日月&宝珠のシンボルが、またもや見つかりました。興味深いです。
大阪 四天王寺 観世音菩薩半跏像
廬山寺
大阪府八尾市 大聖勝軍寺 菩薩半跏思惟像
右下に、半跏思惟像がいらっしゃいます。パキスタン出土 説法図
「忘れへんうちに」様がたくさん半跏思惟像を掲載されていました。
なぜ蝉が付いているのでしょうね。
像は現代のものだそうですが、大阪四天王寺金堂の救世観音像が、半跏思惟像であることを初めて知りました。
天蓋の模様も、法隆寺金堂と同じ鱗と三角の模様です。