好きなもの、心惹かれるもの

本、音楽、陶器、織物、手芸品をご紹介します。

ホメオパシー

以前フランスに住んでいた時に、内科開業医で診察してもらったことがあります。海外旅行保険に入っていたので、上限以内であれば、診察、検査、薬代は、後で戻ってくる仕組みでした。まず医師は白衣を着ていません。診察は予約制で、15~30分。薬は自然のホメオパシーのレメディで、仁丹のような形状で舐めるものでした。1度婦人科の開業医も受診したことがありますが、女性医師だからかも知れませんが、診察台は、赤と紺色のペルシア絨毯の上にあり、診察室も応接間という感じでした。少し厚みのある、木の床だったように思います。もう1か所、高齢の男性医師のクリニックに行った時は、個人の書斎にお邪魔したかのような雰囲気で、重厚な机、床もキャビネットも木製で、ちょっと19世紀のような感じで素敵でした。おそらく内科だったと思います。

薬草を乾燥させたお茶の葉を何百種類も売っているお店もありました。ユーカリと数種類を買ったことは覚えています。ちょっと中世の魔女のお店に迷い込んだような雰囲気の、Herboristerie d'Hippocrateというお店でした。

www.yelp.fr

このブログ主様、今見つけました。病院へ行く前に、自分でできる自然療法について書かれているようです。後でゆっくり読んでみましょ。

ameblo.jp

豪州で車道と歩道の境目がひどく傾斜していて、そこでひどく捻挫したとき。(日本だと道路はほぼ水平、車道と歩道の境目もきっちりと綺麗に舗装されていますが)海外旅行保険会社からもらっていたリストに載っていた、私立病院に連絡して行ったところ、医師、看護師が待ち構えていて、レントゲンから診察まで貸切状態で、処置と松葉杖をもらうまで至れりつくせりでした。公立病院だと、無料の代わり、診察が非常に待たなくてはいけないそうで、手術の予約も相当待たなければいけない(無料だから)と聞きました。

日本の健康保険の有り難みは、感じています。日本だと健康保険を使わない歯科医開業医さんが、ゆったりめの時間を取って、診察してもらえるようです。何科に受診するにしても、1時間待って3分診察、というやりかたでも解決していれば良かったのですが、この場合、医師との相性もありますし、見立てが良ければ、3分でも問題ない場合も多いです。でもそれで解決しない場合、症状が回復しないとか薬が合わないとか。少なくとも初診は、10~15分診てもらえる医院があったらいいのに、と思います。

 

検索してみたら、日本でもホメオパシーの専門医リストがありました。自由診療って歯科以外に内科でもあるんですね。私が知らなかっただけで、整形外科とか何でもあるのでしょうね。ホメオパシーの診療が初診2万、次回以降15000円はちょっと敷居が高いですね。フランスではもっと安かったような記憶があります。日本も健康保険外の至れり尽せりの自由診療と、健康保険内だけの医院に分かれていくのでしょうか。

www.jpsh.jp