今年2月21日のブータン王室記事を書き加えました。第四代国王の四人姉妹の王妃の顔の見分けがつかなかったのですが、写真を載せているうちに、ようやくわかるようになりました。2月のブータン王室の記事がいっぱいになってしまったので、こちらに。ブータンのお祭り、7世紀くらいにタイム・スリップした気になるのです。
女性ではなく、ジャリンを吹く男性の僧たち
ラチュと呼ばれる襷のような布。王族女性だけではないのですね。
天平時代に、日本にもブータンのお祭りは来ていたかも。カルラとか似ています。
日本の天狗と似ています?
この冠も珍しいです。男性の顔も彫りが深く、インド系の方でしょうか?
正倉院にもあったと思いますが、伎楽面 迦楼羅 飛鳥時代・7世紀 東京国立博物館蔵(法隆寺献納宝物)右が復元されたもの。色鮮やかです。
それからブータンと英国との歴史的関係についての香港紙の記事:
「在ブータン英国名誉領事マイケル・ラトランドは、46年もの間ブータンの国際化を後押ししてきた。英国とブータンの間に国交はないが、両者の間には実は長い歴史がある。19世紀、英国はインドを植民地化した。その頃、ブータンは独立を保ってはいたが、英国との衝突や摩擦が絶えず、結局、国を分割して一部の統治権を英国に譲渡することになった。1907年、ブータン地域の部落の長だったウゲン・ワンチュクが、英国の支援を受けてブータン王国を建国した。だが、ワンチュクは英国と不平等な条約を締結する羽目になり、英国はブータンの外交指導権を獲得。その後、ブータンは英国王室と敵対することなく密接なつながりを維持することになる。両国の友好関係に大きく貢献してきたのが、英国人の物理教師マイケル・ラトランドだ。
2013年、ラトランドの外交努力により、英国は国連の常任理事国のなかで初めて在ブータン名誉領事館を開設。ラトランドは初代領事に就任した。ブータンの地政学的な価値にも造詣が深いラトランドは、外国人ながら同国の国際的な地位を飛躍的に向上させたのだ。
私がマイケル・ラトランドの家を訪ねると、ブータンの前国王と現国王、そして英国女王が並んで記念撮影をした写真が飾ってあるのが目に入った。そこにはブータンの民族衣装を着用したラトランドも写っている。」