遼(契丹)の壁画古墳を沢山見ましたが、同時期に遼の南にあった北宋も壁画古墳でした。同時期なので、墓作りや壁画製作者たちは、遼と北宋を行ったり来たりして創造したのでしょうね。絵の内容も、遼とよく似ています。六角形のお墓のようですね。
2011年 登封市で発見された宋王朝の壁画。中国北部の内モンゴル自治区で、約1000年前にさかのぼる3つの古代の墓が発見された。壁画はオルドスのジュンガルバナーの墓にあり、保存状態がよく、鹿、神話上の獣、花、植物が描かれている。 墓の位置は、宋王朝(960〜1279年)の都市の遺跡から約2 km離れている。壁画は北宋時代の初期および中期(960〜1127)と思われる。
素晴らしい写真を掲載されている小林松篁氏のブログがありました。上の古墳と同じでしょうか? 前漢の古墳は、この「古墓博物館」様で初めて見ました。
2016年1月 中国中部の河南省洛陽市の宜陽県で、内部に色鮮やかな壁画が良好な状態で保存されている宋王朝(960-1279)の石造りの墓が発掘されました。墓誌によると、被葬者は「趙」という仏教の信者でした。レンガに大吉と彫ってあります。
Song Dynasty fresco tomb excavated in LuoYang
https://www.chinadaily.com.cn/culture/2016-01/18/content_23133114.htm
2018年2月 中国北部の山西省の村で、宋王朝(西暦960〜1127年)の古墳が発掘された。埋葬室は馬や空飛ぶ鹿を描いたタイルの彫刻、豪華な家族の饗宴の精巧なフレスコ画で飾られていた。 「私たちはパーティーのフレスコ画が実際に墓に葬られた人々を描いていると思います、墓から回収されたタイルの多くには、職人の手形がついていて、職人の署名だったかもしれない。
2019年12月 寧強県高家河村にある宋(960‐1279年)の時代の古墳5基から、レンガに彫刻を施した「磚雕」が大量に発見され、その中にはネコの彫刻もあった。