満州 - 好きなもの、心惹かれるもの

満州からは、多くの遊牧騎馬国家が生まれていて、そのうち日本にやってきたらしいのが、燕、匈奴、邑婁、鮮卑、扶余、慕容部、北魏、北周、高句麗、契丹、隋、唐、遼、明、清。あらほとんど。

ササン朝ペルシャコスロー二世皇帝とカワード王子の対立を、ペルシャから飛鳥の聖徳太子に知らせた方法は、途中の各国に間諜を置いていた、ということなんでしょうか。駅伝方式で。ある区間から区間を伝えたら、また元の国に戻って待機する。普段は物売りとか、別の職業を持っている。古代の通信は、意外と早かったらしいのですが、伝書鳩ではあるまいし、伝書鷹っていたんでしょうか？

ササン朝ペルシャの王たる者は、鷹狩ができなければ資格がなかったのだそうです。桓武天皇のみ、鷹狩が得意で、自ら鷹を椅子に止まらせて、爪を切り、嘴を直したと記録があるのだとか。桓武天皇もペルシャの影響がある中央アジアで育ったのでしょうか。行動半径が広いし、ダイナミック。国が滅ぶ前に、次の国へ転職ならぬ、転王？そして聖徳太子は87歳くらいまで長生きしたらしい伝承もあるそうです。斉明天皇にしても68歳だそうで、牛乳を飲み、肉食もして、健康だったのかもしれません。当時は15歳くらいが成年だったそうで、濃い人生ですね。15歳で文武両道で自立するってすごいことです。まず言語も複数できねばならず、武道はもちろん、道教、仏教、ミトラ教、景教、天文、地理も必要。