4月30日の唐、倭国、高句麗などの壁画比較写真を追加していたら、収拾がつかないほど沢山壁画が出てきたので、こちらに載せます。中国から出土した壁画は多く、同じような形で、幾つか墳墓群があるようです。六角形や八角形の墓、パオのようですね。
遼や晋の時代に張石清が率いる張家一家の墓を10棟以上発掘。二室墓、一室墓、正方形、円形、六角形、八角形など、さまざまな形があります。ほとんどの墓はレンガと模造木材で作られており、独特の形と技巧があり、遼王朝の建築様式を示しています。
最も影響力のある張世卿の墓の上部に描かれた天文写真は、漢王朝の墓星図の北魏天文写真に続くもので、中国伝統の二十八宿星図と中国の黄道とバビロンの黄道が描かれています。
陳郭王女と夫の墓
それぞれの6角形のお墓が2つ繋がっているデザインは似ていて、この茶道や楽器の絵が描かれている古墳が、王女のものか今ひとつわかりません。
河北省の張家口に7900の文化遺跡がある。300近くの遼墓が発掘され、主に内モンゴル、遼寧、山西、河北に分布している。
初期の遼墓には多くの馬のハーネスがあり、契丹人の遊牧生活と関連しています。陳郭王女の墓は遼初期の墓で、金箔、銀製品、絹織物など唐王朝の特徴がある多くの副葬品があります。西国籍の馬のハーネス、金銀の品、翡翠宝飾品、中国磁器、西アジアの宝物も多数。陳郭王女は遼 景宗の孫娘で16歳で叔父と結婚、18歳で亡くなり夫婦は一緒に埋葬されました。黄金の仮面があります。
遼の時代、お茶の文化が花開いたことがわかる茶道図
張文藻墓壁画:童嬉図 縦170cm,横145cm
1993年,河北省张家口市宣化区下八里村7号遼墓出土。
婦人飲茶听曲図 河北宣化下八里韩师训墓出土
壁画右侧一女人正端杯饮茶,桌上还有几盘茶点,左侧有人弹琴,形像逼真。
副葬品
宣化下八里村 張世卿墓 地下美術館として知られる張家の墓。
天井は28星宿図が描かれ、中国の黄道とバビロンの12星図が描かれています。
門番
点茶図 下八里村1号墓壁画 河北宣化下八里1号墓出土 壁画描絵了两人配合正在注湯点茶的情景。
ドームの上の穴は盗掘の跡 星図が見えます
煮汤图 张恭诱墓壁画(局部) 河北宣化下八里张恭诱墓出土
この壁画はどこの部分かわかりませんが、ヘアスタイルが日本の武士と同じですね。
下八里辽墓群 “河北张家口”
https://kknews.cc/zh-sg/culture/gg43jx9.html
遼時代の壁画は以下の4箇所にもあるようです
《宣懿皇后观音画像》 山西应县遼代木塔壁画 山西省営県
《中板大丞相萧孝穆画像》 山西应县遼代木塔壁画
《東板斉王无曲画像》 山西应县遼代木塔壁画
《西板陳王萧知是画像》 山西应县遼代木塔壁画