柳 宗理 監修・編集
和菓子や駅弁の入っている、1枚の紙から折られた折り箱ってありますね。
青と黄色の八角の折り箱がおしゃれです。
立体花紋折り、と内山光弘氏は名付けました。
立体の箱タイプは上記の七点のみで、あとは全て平面のものです。残念ながら、立体の花紋折りの作り方は掲載されていません。
明治生まれの祖母が和紙で花紋折りを作っていました。この本を昔購入した時は、祖母はこの本を見て作っていたのだろうか?と思って買ったのですが、いざ作ってみようとすると、分度器がなくては作れません。説明のページもほんの少々のみ。
折り紙を創出したのは江戸時代の僧侶だと言われています。難解なんです。この本は、おそらく図書館にお尋ねになれば、お取り寄せできるかもしれません。
祖母が作ったのは右下角のタイプ。外側を花柄和紙、内側に薄い無地の和紙をのりで貼って、二色にしていました。
祖母が作ったのは、75度の真ん中のタイプ。
緻密な作品をご紹介します。四角形から九角形まで、造形のアイディアが素晴らしいです。
これも祖母が作ったものがあります。本を見つける前、私はそれを型紙にして、同じサイズに紙を切り、折り線をそのまま真似て、同じものを作っていました。中に手紙を書いて、渡すのも楽しいですし、お年玉の500円を入れて渡すとかも楽しいと思います。
五角形、六角形は目にしますが、七角形は初めて見ました。
八角形
九角形ができる、というのが驚きです。風車の感じが出ていますね。
菊のように見えます。配色も見事です。