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「ミーニング・ノート」

古田真一さんお薦めの「ミーニング・ノート」山田智恵著 金風舎

日々、わらしべチャンス(小さなチャンス)、スパイシーチャンス(心がネガティブになる出来事)、キラキラチャンス(誰もがチャンスと思っているような良いこと)を3つだけ、手帳に書いていくやりかたです。意味付けするノートですね。

確かに、意識が、やだなあ、と思うことを反芻して、あの時もこうだった、などと深堀りに向かいがちなので、これをやってみることにしました。購入したのは、MACOさんの手帳ではありますが、こちらも出来事、問いかけ、決める、と3つにノートが分かれているページがあり、例えば出来事として、セールで洋服を買った、問いかけとして、浪費しすぎではないか、本当に必要だったか。決めることとして、本当に必要で且つ、一目惚れしたような服だけを買う、と記入する。

このように、日々の自分の行動を見直してみるやりかたです。正月に遡って、その日に良かったことと、チャンスと思うことを3つ、そして事件は記入しました。普段から、病気や怪我をした時は、後で医師に聞かれることもあるので、手帳に原因とか症状を書いておきます。どのような仕草をすると、怪我しやすいかを見直したかったので。例えば、慌てて、来ているバスに乗ろうして走ってひどく転んだ、なんてある話です。でもそれでひどい怪我になってしまうと、困るのは自分なので、些細なことでも気をつけないといけないなと思います。

このスパイシーチャンスが、逆転の発想の練習になるのですね。今までなら、ブーブー言いたいような理不尽なことも、この不遇をどんなチャンスに変えるか、と想像する頭の体操が良いな、と思えるようになりました。こういうことは時々ありました。例えば、何かひどく否定されたお陰で、そのことについて詳しく調べる気になり、実はとても貴重な歴史があったと知ったこと。非常に不愉快な思いをしたおかげで、そこに行かなくなったのだが、実はそこがひどいことをしていたことを知ったこと。結果として縁が切れて幸いだった、なんてことがあります。

というわけで、日記ではなく、毎日3つ、チャンスをノートに書く、ということ、それに伴い、ありがちなスパイシーチャンスをどう捉えて、発想の転換をしていき、楽しく過ごすかを今年のテーマにしようと決めました。

この本で紹介されているノートブランドから2つが気になりました。

www.e-maruman.co.jp

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キモリさんのオーダーノートのリングの位置がユニークですね。手が邪魔になって書きにくいことを想定して、だそうです。

kakimori.com