好きなもの、心惹かれるもの

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シーラ・クリフ教授の着物

大正モダンという頃の着物は、私も好きですが、古着中心にこれだけ斬新に着こなし為さっているのはお見事ですね。ほぼ毎日着物だそうです。半襟の使い方が綺麗だなと思います。また足袋は、留袖や振袖以外は白以外でお召しなのもポップな感じです。

佳子内親王が留学されたリーズ大学博士号をお持ちなのですね。日本に魅せられて、日本に定着されていらっしゃるそうですが、全く今まで存じ上げませんでした。

昭和初期を過ぎると、急に着物はつまらなくなるんです。とても平坦で。江戸時代に手間暇惜しまず、芸術のような着物が作られてから、昭和初期までは、まだ江戸時代を思わせる大柄で斬新な着物がありました。以降は、全体に小柄で、いつも同じような訪問着ばかり。紬とか銘仙、帯は塩瀬が好きなので、よそ行きの無難で変化のない色留袖や訪問着はつまらないと思うのです。

洋服も、昭和50年くらいまでは絹の種類も多く売っていましたが、ここ20年近くは、デパートの洋服売り場を見てもほとんど変化がなく、欲しいと思うようなお洋服にも出会わず、当たり障りのない、金太郎飴のような平凡なスタイルばかり。私はシーラさんのように着物では暮らしませんが、絹が好きなので、着物を解いて洗って、洋服に仕立ててもらっています。

 

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