私がこのブログを始めるきっかけをいただいたフランツ様のクラシック音楽ブログ、「Taubenpost~歌曲雑感」より、ヘルマン・プライの息子さんによるヘルマン・プライのドキュメンタリー動画を見たら、切なく美しいこのピアノ曲に惹きつけられました。曲名を伺いましたところ、早速のお答えが。
バッハのコラール前奏曲「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ(Ich ruf zu dir Herr Jesu Christ)」BWV639 ブゾーニ編曲でした。
ヘルマン・プライのドキュメンタリー、これです。このバッハの曲を探しました。この動画で弾いているのは、ピアニストのフローリアン・ウーリヒ(Florian Uhlig)とフランツ様より教えていただきました。ありがとうございます。
この曲は、バッハの信仰告白のようにも聞こえますし、ペライアの主よ、全てをあなたに委ねます、という信仰告白にも聞こえます。また、最後の晩餐の時、イエスがユダに、あなたは三度私を知らないと言うであろう、というエピソードをなんだか思い出してしまいます。物悲しいメロディが切ない感じがします。
十字架にかかったのはイエスの弟で、イエスは日本で亡くなったという話もありますが。青森にキリストのお墓がありますね。
動画を探しましたら、結構ありました。
ピアノ演奏では、マレイ・ペライア氏の演奏が1番好きです。
大御所ホロヴィッツの演奏もありました。
フランツ様ご紹介のタチヤナ・ニコラエヴァの演奏です。
元々はパイプオルガンの曲。チェロと合わせた演奏を初めて聞きました。
チェロの中ではモーリス・ジャンドロンの演奏が1番好きです。ジャンドロンとフルニエの演奏は、暗くないんですね。厳粛ではありますが重くないです。フランス人気質でしょうか?
www.youtube.comCello:Pierre Fournier Piano:Gerald Moore
6:59からBWV639です。フルニエも素敵です。チェロの音色が高く聞こえます。
O Mensch, bewein dein' Sünde gross BWV 622 0:00
Herzlich tut mich verlangen BWV 727 4:26
Ich ruf' zu dir, Herr Jesu Christ BWV 639 7:01
Nun komm, der Heiden Heiland BWV 599 10:19
Yo Yo Maのアレンジで、Mandolin:Chris Thile Bass:Edgar Meyer のトリオ
あっさり淡々と弾かれていますが、嫌いではないです。
www.youtube.comちょっとゆっくりすぎと感じますがノスタルジックな演奏です。
厳かな感じです。